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VR ミッション:25のneroのレビュー・感想・評価

VR ミッション:25(2015年製作の映画)
1.0
本当はスコア0.5にしたいのに出来ない。

原題は(電話などの)呼び出し・招集・徴兵といった意味で、メールでの呼び出しと徴兵のダブルミーニングかな。邦題の25は単にスタートの階数。何も考えてないでしょ、ってタイトルだね。

とある休眠ビルに集められた8人の凄腕ゲーマーが、新型の体感バーチャル戦闘ゲームへの参加を強制される。テロリストに占拠されたビル内で、敵を制圧し脱出するというミッション。メンバーは装着したデバイスにより、現実そのものと思わされる仮想空間でリアルな戦闘に向き合う。もちろん敵の攻撃もダメージとして実体験され、メディパックを使い切ってしまうと現実の死が待つ。ひとりづつ死亡していくメンバー。最終ステージを前に疑惑と裏切りにより分裂していく・・・。

ありがちなプロットだし、ラストも「ふーん」。ステージが進むに連れてみるみる戦士となっていくド素人メンバー、ってところをもっと展開するべきだったんじゃないか? 戦士の超促成システムだったとかね。死線を超えることで倫理がぶっ壊れていく様はいいのに惜しい。ゲーマーっぽい心理描写や行動があまりなかったのも疑問。シナリオでもっともっとひねって欲しかったね。 
リアルとバーチャルの切替には新しさを感じたが、デバイス(特に下に着てるジャージみたいなスーツ)はダサダサね。
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