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ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章のminorufukuのネタバレレビュー・内容・結末

1.7

このレビューはネタバレを含みます

週刊少年ジャンプ連載だった人気漫画の実写化作品。
僕は第3部までは週刊連載でリアルタイムで追いかけていたが、本作である第4部以降は大人になってから読んだものでそこまで思い入れは深くない。すごい面白いマンガだけど!
三池崇史監督作品は無限の住人に続き今年二本目。

なんだろう…
デビルマンやガッチャマンほど酷い出来ではない。ストーリーは割と原作に忠実だし絵面やVFXもかなり寄せているとは思うのだが、全くワクワクしないのは何故だろう? 確かにテンポは悪いし、コスプレ感は否めないのだがここまでつまらないのは不思議。
そもそも原作自体がかなりクセがある作品だし、ナレーションや心の声の描写含めた説明が非常に多い作風なので実写映画向きではないことは確か。その部分を忠実に再現したアニメ版でさえ若干違和感あったし。映画の作り手側がこの原作の面白さをあまり理解してないで形だけ真似て再現した印象。具体的には能力バトルとか、ブラフを交えた窮地からの大逆転とか。
あと、原作知らない人に対しては本当に不親切な作り。一本の映画としてはダメダメ。説明不足どころか説明する気すらないなあと感じたし、スタンドの名前は聞き取りにくいし、能力の描写が淡白でタメがないので全くカッコよくない。
極めつけはラスト。続編の尺を削るためかすごく強引な改変をぶち込んできてとても変だった。
最大の疑問はスペインロケ。印象的な風景とれましたよ以外の効果はほとんど無く、無駄にお金を使っただけな気がする。
役者は予想以上に頑張っていた。伊勢谷友介の承太郎は良かったし、億泰役の真剣佑はちはやはるに出てた人と同一人物には見えないハマりっぷりだった。でも、全体的に小柄なメンバー多いので迫力が足りなかった…

スーパーレイトショーとはいえ、公開2日目なのにガラガラだったなあ。
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