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ジェーン・ドウの解剖のemiのネタバレレビュー・内容・結末

ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

身元不明遺体ジェーン・ドウ役を演じるのは、モデルのオルウェン・ケリー。
横たわっているだけで本当に美しいのですが、舌は切り取られ、体内は傷つけられ、外傷も見当たらないのに骨は折れている。メスを入れれば通常ではみられない出血、皮膚の内側には謎の紋様・・・と、不思議なことばかり。この手のB級ホラーにありがちな展開ではあるのですが、海外ホラー特有のビックリ演出ではなくじわじわと迫ってくる恐怖。邦画に例えるならリングの「貞子」のような深みがジェーン・ドウにあって、そこが気に入った点でした。彼女が何者なのか終盤にはどことなくですが解明されるので、モヤモヤ感もありません。この展開なら続編やリングで言うところの「リング0」や「らせん」的な作品も作れてしまいそうですね。続かないかな?

とはいえパパトニーが何度も「うわぁァァ」つって暗闇に引きずり込まれるシーンとか、外は嵐、停電、動かなくなるエレベーター、当然外には出られないみたいな展開とか、B級ホラーのお約束も詰まっていてふふってなります。古すぎず新しすぎず、バランスが良い作品です。結構グロいので苦手な人は苦手かもしれないけど、個人的にはSAWほど痛くないから大丈夫、観られる。って感じでした。
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