このレビューはネタバレを含みます
元野球エリートのアリョンと恋人のアジンが互いに鬱々として管を巻くお話。まさか僅かとはいえ広島−阪急の日シリの映像が見れるとは思いませんでした。
アジンの人物描写が頓珍漢。いい年して若いのと何してんだ。不倫相手の妻を見たらアリョンと仲直り画策。弱る度にアリョンを当てにするのに偉そう。
親父もろくでなし、妹はアホ娘。アリョンも何やってんだという行動の連続で、誰一人愛すべき人物が出てこない。
少年野球のシーンは楽しく、ラストシーンも悪くはないのですが、その設定は微塵も生かされず。展開もかなり陳腐で、終盤の流れは誰でも読めそうなベタさ。表現も大したことなく辟易。
服装の具合も相俟って、やたら時代がかったトレンディードラマでも見せつけられているような、苦痛な映画でした。