とりあえず大好きだったドラマ『未生』で軽快な演技が光った繊維課ハンくんが主演。しかし、ハンくんがおじさんになると、すぐ殴ったり殺したりする人でお馴染みキム・ユンソクになってしまうタイムスリップもの。
「もし過去に戻れるとしたら何がしたいか？」カンボジアの果ての村で孤児の命を救った医者スヒョン（キム・ユンソク）が、長老からそう問いかけられる。
スヒョンは30年前の救えなかった命、恋人ヨナを思い出す。長老から渡された不思議な薬を飲んで寝たある日、30年前のあの日の直前で目を覚ます。
タイムスリップものと聞くとルールが気になってしまうが、ルールはオーソドックスなバックトゥザ・フューチャー系。過去を変えると記憶や写真から消える系でわかりやすいw
このストーリーの秀逸な設定は、30年も前の過去、スヒョンには既に愛する娘がいる。なので、過去の自分（ピョン・ヨハン）と今の自分では愛する人は同じでも考え方は違う。
ついでに苦労を重ねたせいか、好青年だったスヒョンも現在はオラオラ系になっているw
自分と自分で、時に熱く、時に切なくもめる。2人の自分、役者よの〜、見ているうちに自然と同一人物感して来るしなー。
ちな『海にかかる霧』を見ていれば船長ユンソクと甲板長キム・サンホの釜山の再会が楽しめる。「恨みを晴らすのだキム・サンホ」と心の声がw
そして2人が愛してやまないヨナをチェ・ソジンさんが好演。お目にかかるの初ですがハッキリした顔立ちで、当然私も好きになりました←
最後、絶妙なまとめ方したと感動しつつも、タイムスリップものだけに、終わってから待てよ？と一人反芻して首をかしげるところも。これがタイムスリップものの面白さだったりしますけどね（笑）
