このコメディはちょっと違和感があった。それは２民族の宥和を見い出すが、ユダヤ人贔屓に作られたのではないかと。なぜかというと、使っている言葉、Shabbat、.メノラ、Shalomなどで、アラブ語を使っているのはフムスハットで働いている従業員の名前がアラブ国でよくありそうな名前だけである。誰が、監督で脚本家と思って調べたら、Ari Sandelがユダヤ系アメリカ人だった。なるほど、アメリカ合衆国＝ユダヤ人（主観）だから、それに、ハリウッドだから、映画はこうなったのかと思った。

話をはじめから途中まで、文化に焦点を置いて説明する：ウエスト・バンクのパレスチナ人たちが営むフムスハット（ピザハットを変えてる）とユダヤ人たちの営むバンバーガーのコーシャーキング（バーガーキングを変えてる）との対立と解決法がコメディ風にアレンジされ、ウエストサイドストーリーがウエストバンクになっている。ガザではない。

国連がイスラエル国家を承認して以来、これらの民族の対立は継続している。悲しいことに今はもっとエスカレートしてしまった。

映画の最初の一言が『Papers』。この意味は深い、許可書『Papers』がない限り、ウエストバンクからは一歩も出られない。イスラエル側にはいけないということ。地中海を見たことがない、パレスチナ人はたくさんいる。許可書『Papers』がないから。それもただ、『Peper』という言葉で表しているのもおかしい。
黒い帽子をかぶって、ペヨットというもみあげを伸ばしているハシディック（ヘブライ語でハセッド）・ユダヤ人が出てくるが、これは誠に滑稽だ。彼らこそ、まだ、さまよいの民族で、ここを定住地だと思っていないし、男はトーラなどの勉強をしているだけで、こういう政治争いにはことには参加しないし兵役にも反対している（私の理解）。でも、この争いに参加している。
最初の曲１章節
Hummus Hut...Hummus...これはアラブパレスチナのサウンドだね。いい曲だね。
ユダヤの方は『屋根の上のバイオリン弾き』屋根の上に出てきて、aya  duy duy....ユダヤ人の曲よくにある音（アシュケナージの曲かも？）で、宗教色が出てきている音楽だね。決して、土曜日は店を開けないよと。（これはシュバスShabbatといって安息日だから）

二つの文化の音楽が違うが、そのあとは両文化が一緒になって、ユダヤでもパレスチナでもない曲に変わる。

２章節は：
ニューヨークにも、モスクワにも....どこにでもユダヤ人はいると。Shlomo（従業員の名前） on the drinks ,,Uri (従業員の名前）makes.....メノラ（燭台）　ミッキー（これはミッキーマウス？冗談？）Shalom（こんにちは）,　あったかそうな大きい円柱帽子をかぶっているユダヤ教徒はハシディック派であるが、主に安息日にこれを被るが、他の時にも被るでしょう。

パレスチナは　家族で働いているとステレオタイプを。それに、モハメット、ムスタファ、モハムンド（従業員の名前）とアラブ語の典型的な名前を出している。
フムスハットの食べ物は　Settlement Must Be Crushed というケバブ　と　Death by Chocolate Suicide Bomber というデザートを客が注文する

ファティマFatimaが客の忘れたフムスを届けようとして境界まで追いかけてきた時、ユダヤ側はフムスとハマスを間違えてしまうのもおかしい。フムスの入っている小袋を『パッケージ』と解釈して爆弾だと思って銃を向ける。ここで、アラブ語とヘブライ語の発音の誤解がよく起きる実例を見せている。David（ Ben Newmark,） Fatima, （Noureen DeWulf）もう一人のユダヤ兵士、三人三様の発音をする。おかしいねえ。

パレスチナの土地にユダヤ人が壁を作っている......現実は全くその通りだね。。。David, Fatima　の二人の愛の歌は心に沁みるね。。。

こんなふうにこのコメディを見たが、２０２４年現在、パレスチナ人の住んでいるガザストリップだけでなく、ウエスト・バンクのある部分もイスラエル軍はハマスを探して、爆撃を。この映画はハリウッド映画におさまっているが、現実問題、二カ国制度をイスラエル（ユダヤ）もパレスチナも承知しない。二カ国制度の考え方の違いが出ていて、折り合わないところがある。イスラエル軍やネタニヤフ政権を『殺人行為だ』としている人々も多い。私はこの争いが起きる前にネタニヤフが国連で、イスラエルの将来について話しているビデオを見た。パレスチナに拒否権を与えず、彼のスライドはこの世界からパレスチナがなくなってしまい、アラブ諸国とイスラエルになっている地図を見せた。
ネタニヤフの構想New Middle East （9:53で地図が見られる）https://www.youtube.com/watch?
v=GJwWp2SUIfk&t=593s　　

Israel's Prime Minister Netanyahu addresses UNBenjamin Netanyahu, Prime Minister of the State of Israel, addresses the general debate of the 78th Session of the General Assembly of the United Nations (New York, 19 - 26 September 2023). General Assembly

イスラエルとガザの衝突が高まっている今、このパロディ映画の姿をしたパレスチナ問題を描いたこの作品を見る。

KINENOTEより/評点: 70 /鑑賞日時: 2012年6月1日 /鑑賞方法: テレビ /鑑賞費: 0 円