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女の闘ひ
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『女の闘ひ』に投稿された感想・評価

3.1
高峰三枝子と木暮実千代、同じ年に生まれた二人の女優が一人の男を巡って争うメロドラマになるのかと思いきや予想外の出来事がハイスピードで次々と発生して「えっ、何で?」と思っているうちに映画は唐突に終着点を迎えていく驚愕のジェットコースターメロドラマムービーに。でも女優は綺麗に撮影されているし(ちなみにこの頃の主役二人の年齢は2025年現在の広瀬アリス、伊藤沙莉と一緒なのだが正直言って彼女たちよりも大人びていてびっくりさせられる)、千葉泰樹監督の演出は品がいいし物語をテキパキと進行させていく手腕が冴えているので見終わったあとの満足感は結構ある。

冒頭から下衆な匂いをプンプンさせてくる細川俊夫、登場した時点で胡散臭さ全開な下衆野郎河津清三郎の演技がさすが。そしてそんな二人にコロッと騙される高峰三枝子があまりにも男の趣味が悪すぎて心配になってくる…あの結末だとまたダメンズに騙されそうな気が。そんな下衆二人と対称的なのが高峰の兄を演じる朴訥で気が優しい山村聰、でも上原謙とかイケメン俳優がやりそうな役柄を無理矢理演じさせられている感があってちょっと微笑ましくもあったり。

『羽織の大将』でも鮮烈な自動車事故演出を披露していた千葉泰樹監督は本作でも登場させていた、人間の代わりに帽子で表現するというのも粋だしそのあと彼に恋した女性が帽子を被ることで彼を引きずっていることを台詞よりも雄弁に語る演出がナイス。

あの時代はそれが流行っていたとはいえ物語よりも高峰三枝子のサザエさんみたいなパーマが気になる。
新婚旅行は南伊豆、最強モダンなホテルミナミ(フロントのポスターも素敵!)に着くや、待ち構える棄てられた女コグミチが新郎の細川俊夫に白薔薇をビシッ!ショックでホテルの部屋を変えてしまう新婦の高峰三枝子。鍵のかかった部屋のドアをガチャガチャと細川が開けるシーンがイイ。二股野郎細川のあっけない事故死(遺影がさらに男前)で繋がる女の友情、コグミチが次に恋する相手は偶然にも高峰兄の山村聰。コグミチの勤めるダンスホールの名前はウナコパUNAKOPAあっという間のスピード展開で、父の反対軽く説得済ませて気づいたらすでにめでたし結婚、メロドラマの醍醐味。「幸せすぎて、、うすら怖いみたい」byコグミチ。そういえばコグミチの入れ墨どーなった?高峰の絵の先生がパリ帰りの河津清三郎なので心配してたけど、当然クズ野郎。展覧会に出した昔の作品にはばっちりと薔薇の入れ墨の女が…。それもこれもすべてはコグミチの男の遍歴日記にしたためてあったのに、目を通さず燃やしちゃうから〜!高峰の思いやり!コグミチもだけど高峰も男に騙されまくり😭ここで高峰も河清に薔薇をビシッ!ハッピー気分でイキイキ描いた自画像を暖炉で燃やすラストよかった。脚本は八住先生、撮影は小原譲治、千葉泰樹はメロドラマもサイコー。
 タイトル・ロールの背景に朧気ながら教会の輪郭が見えており、本作のファースト・シーンは、キリスト教会の外観である。車が数台乗り付けるが、カメラは教会の中は写さずに、すぐにフォト・スタジオでの結婚の記念撮影となる。恥ずかし気にカメラを覗き込めない、ウエディングドレス姿の高峰に、写真屋が顔を少し上げて欲しいと頼んで、写真が撮られると、すぐに場面は移って、電車が走っている場面がワンショット入る。語りのテンポがいい。すると、恐らく合成写真なのであろう(合成技術:天羽四郎)。画面の右下から左に向かう坂道があり、その画面の右は崖、左は大きな針葉樹で、画面の奥には海が見える。入り江なのであろう、村の灯りも見える。その坂道を上ってくる車がある。新婚旅行に、東京から伊豆の海岸沿いのある場所に電車と車で来たのであろう。「Hotel Minami」というネオンサインが映し出され、カメラは、思わせぶりに「Hotel」を大写しにする。すると、回転ドアがホテルの中から写し出され、ホテルの従業員が客が入ってくるのを待ち受けている。画面の右奥から、ホテルのボーイを先頭に高峰達一行が回転ドアを左(!)から入ってくる。すると、カメラは左に首を振って、ホテルの奥にある階段を写す。その階段を降りて来る、黒のアフターヌーンのドレスを着た女がいる。ハリウッド映画を思わせる、意外とさまになる画面構成である(撮影:小原譲治;美術:河野鷹思)。降りて来る女は小暮で、彼女は左手に白い薔薇を持っている。階段に向けてやってくる新婚カップルを待ち受けているようであるが、どうも新郎(役:細川俊夫)とは因縁があるようであり、新郎が、小暮をわざと無視しながら階段を上って小暮の側を通り過ぎようとすると、小暮は新郎に向けて、白い薔薇を投げつける。もちろん、新郎の後ろを若干遅れて階段を上がっていた新婦・高峰も小暮の不可思議な挙動に気付く。新郎新婦がホテルの部屋に入ると、当然、高峰は細川に階段の女が誰であるのかを問い質すが、細川は女は自分が知っている女であるが、銀座のカフヱーUna Copa(スペイン語で「グラス一杯」の意)の女給で、自分にしつこく付きまとって、困っていると言うのである。色々と説明する細川に、信じてはいるが、潔癖過ぎる自分にはどうしても納得が行かないと言って、同じホテル内に別の部屋を取る高峰であった。結局、彼女は結婚の初夜を拒否し、翌朝早く、一人でホテルを発つ。彼女は小暮が勤めているという銀座のカフヱーに向かった。カフヱーの入口で高峰が待っていると、小暮が朋輩と三人でやってくる。女給達の着替え室で、高峰が小暮の朋輩からどんなに小暮が細川に入れ込んでいたか聞かされると、煙草を吸い終えた小暮が高峰に場所を変えて直接話しをする。小暮に、「わたくしを憎いと思っているでしょ?」と聞かれた高峰は、「あたくし、自分が哀しいんです。」と答える。その答えに胸を打たれたように、小暮は、「お可哀そうな方」と言う。嫌味で言っているのではないと補足する小暮に、「今日のこと、お気を悪くなさらないでね。」と少々顔を和ませて言う高峰。二人の間には、心無い男に痛めつけらた心の痛手を舐め合うような、同性同士の共感が生まれていた。ここに「女の戦ひ」は、「女同士が共闘する、心無い男に対する戦い」となる。小暮と別れて、高峰がカフヱーから出てきたところで、後を追いかけてきた細川は、車を降りて、道の反対側に渡ろうとした。しかし、丁度通り過ぎようとしたトラックに轢かれて細川は呆気なく死んでしまう。細川の葬式を終えた高峰は、たとえ初夜はなくとも結婚をしていたことから、細川の実家に、心優しく上品な義理の母(役:瀧花久子)と二人で、未亡人として住むことになる。こうして、ストーリーは新たな展開を迎える(脚本:八住利雄)。

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