真っ黒こげ太郎

宇宙生物Xの真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

宇宙生物X(2004年製作の映画)
1.8
折角のハロウィンなのにここに来てハロウィンらしからぬZ級映画をレビューするレビュワーの屑。w

あ、でもグチャ味噌スプラッターはあるよ!!!!w
後、作中でブギーマンを引き合いに出してたな。(全く意味は無いが)



山奥で「13金」レベルのワチャワチャをやってたバカな若者グループが、地震で出来た洞窟を探索しに行ったら、黄金を発見!!
洞窟内にいる何かに惨殺されてしまう!!!!

何でもその場所では以前にも同じような殺人事件が起きており、そこに来た特殊部隊員2人も殺されてしまう。
超常現象研究所は調査隊を結成し、殺人事件の生き残りであるケイトに案内してもらい真相究明に乗り出す。

探索の末に、洞窟へやってきた一行。
だがそこには、洞窟内の金を喰らい生き延びてきた、姿の見えない凶暴なエイリアンが潜んでいたのだ!!!!




姿の見えない謎のエイリアンと討伐隊との戦いを描いた、SF・特撮・モンスター・パニック・ホラーアクション。(長ぇよ!!!)
監督は「キングスパイダー」シリーズや「プレデター・プラネット」等のZ級特撮スプラッタークソ映画に定評のあるジェフ・リロイさん!!!!wwwww
(因みに二度目の鑑賞で、軍人のクレイジー女は「デス・クローン」の殺人鬼役と同じ人なのに気づいた。w)


今作、原題が”2”となっていて、前作のヒロインが主人公として引き続き登場したりする。
「じゃあ前作は何処だよ!!!まずはそっち出せや!」と思ったが、実は「The THING 未確認生命体UMA」なるタイトルで昔にリリースされてたりする!!!なんじゃそら!!!

なお、前作はVHSでしか出ておらず俺は未見。
まぁ、こんなアレな映画の前日譚を見たいか?と聞かれると間違いなくNOだが…。
(因みに前作は今作を褒めてるサイトですらクソ映画扱いされてた!どんだけ酷いんだよ!?)
まぁ今作は前作を見てなくても、十分理解できるので無理して見なくても大丈夫です。
(どっちにしろ、楽しめるかどうかは微妙だがw)


今作は、「透明なエイリアンが部隊を襲う」という、そのまんま「プレデター」のコピペ内容であるが、監督があのジェフ・リロイさんだけあって、今作も実に安っぽく、チープで、ヘッポコ極まりない作品だ!!!w

同監督の「キングスパイダー」シリーズや「プレデター・プラネット」に比べたら内容はそれなりに真面目だが、相変わらずの手作り感満載の特撮に、やたら汚いゴア描写、着ぐるみ&ヘボヘボCG、アレな登場人物にgdgdなお話と、相変わらず期待を裏切らない!!!う○んち!!!

今回もジェフ・リロイさんお得意のミニチュア特撮が炸裂しており、建物爆破やヘリコプター墜落の場面は頑張ってるのは伝わるものの超絶チープ!!!
(花火を活用した爆発も!w)
CGやエイリアンの造形もヘッボヘボで情けないCGや着ぐるみでへこへこ動き回るエイリアンの姿は脱力モノです。w
が、クオリティを犠牲にしてまで怪物の見せ場を作ろうとする姿勢は頑張っているのが伝わる。

なおスプラッター描写はチープながら頑張ってて、頭が潰されたり、胴を真っ二つにされたりとやたら死にざまがグロいです。
エイリアンも撃たれるたびに抹茶色の血をブシャブシャ出したりで、全編汚いゴア描写まみれ!!!w
ヘッポコ度が増してる気はするが、これは良かったね。w


お話も酷いもんで、81分という短い尺なのに部隊の皆さんとエイリアンが全く絡まず、「プレデター」的な展開を迎えるのは50分を過ぎてから!!!おせぇ!!!
終盤には生き残った連中が黄金を取るかどうかでしょうもないもめ事を繰り広げるわで、あーだこーだやってるのに話は面白くない…。
山の中で走り回るシーンがやたら多く話は間延びしまくなのに、クライマックスのヒロインとエイリアンとの対決シーンもgdgdやった割には物凄いアッサリと終わる!!!
それで終わるなら最初からそうしろや!!!

なお、最後の最後で衝撃の結末を迎えるが、これには発狂したヒロイン同様笑うしかなかった。w
(エイリアンが団体旅行客に見える。w)



そんな滅茶苦茶チープな特撮にパクリまみれの内容、グダグダなお話と見事なまでにZ級のど真ん中を突っ走る作品。
とは言え、ジェフ・リロイさんの特撮&スプラッターLove精神は伝わってきました。

…まあ、とは言え確実にオススメは出来ないので、真っ当な消費者の皆様は避けた方が良いでしょうね。
81分という短い時間とは言え、有意義に使える事は多いのだから…w