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メランコリーの妙薬
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『メランコリーの妙薬』に投稿された感想・評価

tetsu
3.9
監督の作品が好きだったため、地元の関西から東京まで足を運び、鑑賞。

一夜を共に過ごしたものの、記憶を失くしてしまい、フラフラと過ごすことにした男女の1日とほんの少し。
関係を続けたい男と関係を終わらせたい女。二人の関係を追ったドキュメンタリーに近い物語。

PFFで本作が上映されるということを聞き、即刻チケットを買って、東京へ。
そのため、日本のインディーズ映画の祭典"ぴあフィルムフェスティバル"に参加したものの、最優秀作品を観ずに帰るという暴挙に出てしまいましたね...。笑

『華氏451度』のレイ・ブラッドベリさんが書いた同名短編が基となっていると聞き、勝手にSF映画だと思い込んでいたのですが、全く違うという誤算。笑

『ムーンライト』では寒色、『ビールストリートの恋人たち』では暖色と、作品ごとに色調を変えつつも、美しい映像が印象的だったバリー・ジェンキンス監督のデビュー作で、
本作では全編にわたり薄ぼけたセピアカラーに近い映像が使われていました。

アメリカ社会において「黒人」として生きることを話す主人公たちなど、この作品の時点で監督が描こうとしている一貫性が見えたのは大きな発見。

夜行バスの移動疲れというのもあって、少し微睡んでしまいましたが、それも含めて、気持ちの良い鑑賞体験でした。
(でも、やっぱり、もう一回、ちゃんと観たい。汗)

2024/8/8 追記
#シリーズ:長編デビュー作 を追加しました!
mingo
3.9
もろインディペンダント臭がムンムンでたまらん。サンフランシスコが舞台だけど、都市の環境音を伴ったアメリカ臭さが鼻をツーンッとつく。出世作「ムーンライト」より遥かに良い。初期のドニっぽくて黒人差別映画としても現代映画においてもっと語られるべき一本。ミニマムなストーリーに不安定な撮影が印象的だが、キザ臭さと青臭さと若さのバランスが特に良い。ササクレがとれそうでとれない感じ。勝手にしやがれ、ミーンストリートやジョンとメリー、アメリカの影的な即興的雰囲気もあり過去の名品オマージュも随所にみられ、本作は映画通ならだいたい好みなのでは。ビールストリート惹かれなすぎて観てないけどバリージェンキンスいち良いのは観て2秒で感じた
TOT
3.7
‪サンフランシスコのワンナイトスタンド。
街歩きで深まる二人の恋が、再開発と高級化、黒人人口の減少といった街の様相も照らし出す。
黒人男女の恋と文化的/社会的相違を語るマンブルコアと、ジェンキンス監督らしいナイーブさが共存して、当時は新鮮だったろうな〜でも今は懐かしいな〜とくすぐったい2008年長編デビュー作。
日常を見つめる自然主義的絵の中にサンフランシスコの歴史と背景を入れ、人種の視点と経済格差で軋む男女の恋が優しく辛く描かれる。
街を嫌いながら愛し、黒人が日曜の午後に美術館に行くなんてと白人と付き合う彼女を揶揄するように言い、黒人がいるバンドが少ないと不満を漏らしつつ白人インディーバンドの演奏で踊りまくる主人公の姿が切なかったりした‬。
‪撮影は『ムーンライト』『ビール・ストリートの恋人たち』とジェンキンス監督とタッグを組み続けるジェームズ・ラクストン。
セピアともモノクロともつかない微妙な色合いの中で揺れる男女を親密な距離感でとらえてた(この後に『アメリカン・スリープオーバー』参加するんだね)。
選曲がまた監督のこれまでの作品の印象とも違って面白かったけど、最後の曲がストレートすぎてワラた。
https://youtu.be/koUMRD0nDzY
‪期限付き恋モノなので、『ビフォア・サンライズ』やら『ウィークエンド』やらホン・サンスやらウォン・カーウァイやら色んなものが頭をよぎったり。
クレール・ドゥニっぽいなとも思ったけど実際、ドゥニの『Friday Night』に触発されたらしかった。へぇ〜。
https://www.indiewire.com/2008/09/indiewire-profile-medicine-for-melancholy-director-barry-jenkins-71789/‬

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