夢と現実を行き来する半覚醒の記憶のような映画。波の音や虫の声、電子音の使い方、時間帯ごとにがらっと表情を変える街の風景、人々の姿、長い沈黙、幽霊、くすんだ太陽の光、どこか非現実的な夜の海。何もかもが…
>>続きを読む妊娠のメタファーのようなカーテンのふくらみショット、かっこいい。しかしドンドン悪くなる。ひたすら海を映してそれっぽいモノローグ。すべてが事件も事故もすべて映されない。何一つ一回限りのショットがなくて…
>>続きを読む今さらながらロスアンゼルス映画批評家協会賞に撮影賞があることを知った。歴代の撮影賞作品が好きな映画ばかりの中、観たことのない本作を観てみた。
舞台はアフリカ大陸で最も大西洋に突き出た岬の町ダカール…
セネガルが抱える社会問題を背景にした切ないラブストーリー。
本当に不思議な映画。前半は経済格差や男尊女卑など、セネガルが抱える社会問題がリアリスティックに淡々と描かれる。
後半からは想定外の方向…
生と死の境目は海のように曖昧で、深い神秘に包まれているのだと思わされた。有限の世界の中で人間は生きているつもりになっているが、現世と別世はどこかで繋がっていて、それが愛なのかもしれない。刑事の立ち位…
>>続きを読むスレイマンの放火とあの白目の病気は何の関係があるんだろう、、と混乱しながら見ていたが、警察が自分に手錠をかけるシーンで腑に落ちた。
海に沈んだ男たちが体を借りて乗り移っていたのか。
スレイマンとエイ…