140字プロレス鶴見辰吾ジラ

ビューティフル・デイの140字プロレス鶴見辰吾ジラのレビュー・感想・評価

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)
4.0
"さよなら傷だらけの日々よ"

美しく宵闇の中にネオン。
美しく晴れた青空の街。

ビューティフル・デイ。

決したら美しい物語じゃない。
PTSDのフラッシュバック
何度も何度も頭に過る。
過去のトラウマを何度でも。

歪な映画。
「タクシードライバー」
にしては美しく清楚。
「ドライヴ」
にしても暴力の抑制。

正直退屈かもしれない。
正直意味不明かもしれない。
正直とるに足らないかもしれない。

いや、
何度も何度も繰り返す悪夢
絶望で死に行く心 
そこに
その世界に
光を与えたのは
ただ1人の少女で
すべて失った此処にいない男が
光を取り戻し生を再開する瞬間。

だからこそ
ビューティフル・デイなのだ。