このレビューはネタバレを含みます
史実をもとにした閉ざされた世界での女性の権力争いを描いた作品です。
落ちぶれた可哀そうなヒロインは、実は最低の腹黒女で、他人を蹴落として成り上がっていきますが、結局は閉ざされた世界でウサギを踏みつけることはできても、犬からは抜け出せず、滑稽でした。
一方、権力争いに敗れた方は、狭い世界に見切りをつけて、新たな世界に旅立ち、後にチャーチルやダイアナ妃を生み出すことになります。
人生観はひとそれぞれ。
17世紀を舞台にした作品ですが、現在の日本社会にも通じる内容でした。