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リヴォルトのneroのレビュー・感想・評価

リヴォルト(2017年製作の映画)
3.0
なるほどなあ 「こういう作り方があったか」と感心しちゃう。
侵略SFだが、背景も経緯も見事になぁんにもなし! 主人公である米軍兵士が戦闘中に倒され、気がつくと記憶を失っていたっていう、説明導入を軽うくジャンプどころかテレポートしちゃう開き直りっぷり。
500km離れた基地への絶望のロードの途上、襲ってくる殺戮機械も”ロボ”とは呼称されるが、(まぁ造形的にはありがちっぽいが)機械なのか生命体なのかすら不明のまま、ひたすら追われ戦う。途中でこれは主人公ヤツらに使われてるなと感じさせるが、展開早くて気にならない。

ジョー・ミアーレ監督ってCMやPVで活躍してて、今作が初長編作品だそうだ。88分という短尺で、あえて世界の説明を行わず、ミニマルな周辺状況のみで引っ張る構成はなるほどPVっぽい。音楽の使い方もいいと思うし、テンポも良くて楽しめたが、あの”マーク”の使い方はマクガフィンとしてもうちょっとひねってほしかったなあ。
あと これも女性の方がタフな映画だったね。
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