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ハッピー・デス・デイのBeSiのネタバレレビュー・内容・結末

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

Amazon Primeで初鑑賞。......人生最高のホラー映画に出会ってしまった。毎日遊んでばかりの大学生ツリーは、ある日を境に同じ一日が何度も繰り返されるうえに毎回同じ人物に殺されるという、精神的にも病んでしまいそうなめっちゃダルいタイムループにはまり込んでしまう。その犯人を探し出すべくツリーは見知らぬ男(?)カーターと協力する。もうあらすじだけでも十分面白そうだが、その期待を遥かに上回るとは。はっきり言ってしまえば、"UNIVERSAL"のロゴの登場が3回に渡って繰り返されている事から、今作のテーマである"ループ"を表現している描写がある時点でこの映画が"面白い"事を確定付けている。妻持ちの大学講師と不倫関係にある主人公ツリー、その彼女が疎遠になっていた父デイビッド、どこにでもいる至って普通の大学生カーター、男をオトす自称テクニシャンのダニエル、ツリーにストーカー呼ばわりされるゲイのティム、至って普通の看護師ロリ、後にツリーにフラれる事となる大学講師のグレゴリー、毎回目が覚めるツリーの登場にしどろもどろになるライアン、夜通し歌い続けて気絶する大学生(←このお方は個人的に大好きなので書かせてもらいます)......クセありありの登場人物が多くて書ききれないが、彼らの個性が存分に引き出されている点が非常に素晴らしい。爆笑でした。そして何より、美しい伏線回収がお見事。解けなかった謎が一気に判明した瞬間の爽快感といったら、そりゃあもう。感嘆のため息が出た。まさかあの人が犯人だったなんて...と典型的な感情に絶対なる。そして続編では、やっとの事でタイムループから抜け出したと思った彼女はまたもや地獄の"毎日"を送る事となり、同時にタイムループの謎が明かされる。これほどまでに面白いホラー映画があっただろうか。これをきっかけに主演のジェシカ・ローテさんが大好きになりました。コメディ要素、ホラー要素、サスペンス要素、ハートフル要素、全てを兼ね備えた今作は人生最高のホラー映画となった。続編が早く観たくて仕方がない。最高傑作。
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