このレビューはネタバレを含みます
航空管制官の主人公はある時から毎日2:22に決まって不幸な事故に遭遇し、脳裏に何かの記憶のようなものが浮かびあがるようになる。そのせいで仕事で失敗し停職となった彼はバレエ鑑賞でヒロインと出会い恋に落ちるのだが......という話。
Filmarksに同名の作品が２つあり、あらすじの記載もないので非常に紛らわしい。
前世の記憶の断片を見るようになった主人公が３０年前自身に起きた事件の秘密に迫っていく非常に丁寧なSF映画。
ホログラムのような神秘的な映像で少しずつ必要な情報を積み上げていく作りは好感が持てたが、意外性というか新鮮味がなくていまいち楽しめなかった惜しい作品。
中盤の段階で話の構造はあらかた分かってしまうので、あとは恋人同士の愛の行方にしか注目することがなくなる。主演の二人は頑張っていたがもう少しメジャーな俳優で制作してたら惹きこまれていたかも。途中まで主人公だけに記憶が蘇るアイデアは良かった。終わり方は悪くなかった。過去編の一部を開示しつつ交互に話を進めるとかもうひとひねり欲しかった。
死んだ日に生まれ変わるという設定はなんか違和感が......
