Xavier

人狼のXavierのレビュー・感想・評価

人狼(2018年製作の映画)
2.0
車にドロップキックをして、ガラスを割り車を奪う。韓国映画らしいなぁ…
2024年、南北朝鮮の政府は国際的緊張から半島の統一を決め、5年の準備期間を置いて"準備政府"を立ち上げた。
しかし統一に反対するテロ組織"セクト"
が蜂起し治安は悪化の一途を辿る。
"セクト"を制圧するために"特機隊"が設立されるが、誤った情報から"血の金曜日"と呼ばれる15人の無実の少女を射殺するという事件を起こし、特機隊員だったイムをはじめ、多くの隊員が心に傷を負うことに。
それから5年後、セクトとの対立が激化するなか、イムは彼の目の前で自爆したセクトの少女ジェヒの姉、イ・ユンフィと会うことなる…
ザックリ言うとストーリーはこんな感じ
原作は押井守監督のアニメ作品「人狼 JIN-ROH」
あんまり興味のない話だったんだけど、大好きなハン・ヒョジュが出ているので観てみる事に…
映画としては、冒頭にも書いたぶっ飛んだアクションシーンも派手で面白かったんだけど、人間ドラマとしては感情が揺さぶられる事もなく、エモさが足りなかった。
イムは、何も罪もない少女たちを射殺してしまい、心に傷を負ってしまうんだけど、観ていてそんな事が伝わらなかったんだよね。
ユンフィに関しても、イムが会いに来る時点で、憎しみを爆発させるのかと思いきや冷静に対処したところなんか、頭をひねってしまったしね。

その上にハッとするような展開もないもんだから……

ただただハン・ヒョジュの美しさを堪能した作品でした。
Xavier

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