ゴッズ・オウン・カントリーのJayaのネタバレレビュー・内容・結末

牧場の息子のジョニーと出稼ぎルーマニア人のゲオルゲが羊の世話してるうちに惚れ合うお話。泥だらけのセックスシーンが完全に監督の趣味。

画がとても美しく、特に色遣いがイングランドの荒涼とした風景と合っていて素晴らしかったです。

ジョニーのどこか呆けたような辟易としたような表情が完璧が素晴らしい。ゲオルゲの真摯な眼差しや、祖母の絶妙な空気感など、名演が多かったです。

ただしかしあまりにも凡庸な脚本。二人が惹かれ合って、些細なことで別れ、最後はより強く結ばれる。至って普通で、何も引っかかるところがなく、ただ物語の中心人物がゲイであること以上の見所が感じ取れませんでした。

啓発という意味ならば確かに意義はありそうですが、素晴らしい要素が沢山詰まっているのに、肝心の話がつまらないというもどかしい映画でした。