白い天使の誘惑の作品情報・感想・評価・動画配信

「白い天使の誘惑」に投稿された感想・評価

冒頭から、幽霊病院かよっていうおどろおどろしさ。ナース系ロマンポルノってなんとなく「桃色身体検査」的な開放感にあふれたコミカルエロを想像するんだけど本作はかなり硬派なつくり。画面が黒い。暗い。怖い。多分濡れ場担当なんだなって思われる先輩ナース林美樹の心理が読めなさすぎて一層怖い。はじめのほう、片桐夕子が医者と初デートでキャッキャウフフしてるシーンがみずみずしくてキュンキュンして一番良かった。そんな前半からの後半の展開がなんとなくしっくりこなかった。「夕子の白い胸」から連綿と続く、幸の薄い純朴な片桐夕子が真実の愛を知って成長していくみたいないつものパターン。私はもっと明るい片桐夕子が好きだなー。
はぁ…なんか疲れた。
ポルノとは思えない、真面目な新人見習い看護婦さんの人間成長ドラマ。
結構重い作風。ヒロインの顔もそれにフィット。好感はもてるが自分には合わない作品。
この暗さは嫌いではないがエロ目的で映画館で観たら「しゅん…」となってしまう。
csm

csmの感想・評価

4.0
患者の剃毛から始まり、手術後即セックスする医師と看護婦、手術中のランプをつけてセックスする医師と看護婦、病院や医者を何だと思ってるんですか。最高です。新沼謙治を意識してるのかな?と思いきや信州生まれの青年と祭り囃子も良い。
上京したばかりの朴訥な新人看護婦(片桐夕子)が、若い主治医(野上正義)によるオトナの火遊びに巻き込まれながら、本物の愛情を考えあぐねていく。脆弱な少女が恋愛の辛苦を体験しながら人間的成長を遂げていくパターンの日活ロマンポルノ。

前半部は、主治医に対して恋心を抱くようになった主人公と、友人カップル(岸本マキ&足立義夫)の人間模様を対比させていく展開。そして後半部は、ヤリチンの主治医に弄ばれていた衝撃と友人カップルの破局を通して、男女間の心的つながりの在り方を悟っていく展開。

野村芳太郎監督のサスペンス映画を彷彿とさせる、くら~い雰囲気が色濃く出ている。看護婦の要素を活かした健康的・娯楽的なエロスは皆無であり、「男女の恋物語は決してお花畑では済まされない」という退廃を、誇張気味に表現している。

ロマンポルノの初期スターである片桐夕子の薄幸なニキビ顔が初々しい。ヤリチン野郎とうっかりヤッちゃう女の子としての説得力に秀でている。