白い天使の誘惑の作品情報・感想・評価

白い天使の誘惑1972年製作の映画)

製作国:

上映時間:70分

3.0

「白い天使の誘惑」に投稿された感想・評価

上京したばかりの朴訥な新人看護婦(片桐夕子)が、若い主治医(野上正義)のオトナの遊びに巻き込まれながらも、本物の愛情とは何かを考えあぐねていく。脆弱な少女が恋愛の辛苦を体験しながら人間的成長を遂げていくパターンのロマンポルノ。

前半は、主治医に対して恋心を抱くようになった主人公と、友人カップル(岸本マキ&足立義夫)の人間模様を対比させていく展開。そして後半は、ヤリチンの主治医に弄ばれていた衝撃と友人カップルの破局を通して、男女間の心的つながりの在り方を悟っていく展開。

野村芳太郎監督のサスペンス映画を彷彿とさせる(たぶん影響を受けている)、くら~い雰囲気が色濃く出ている。看護婦の要素を活かした健康的・娯楽的なエロスは皆無であり、「男女の恋物語は決してお花畑では済まされない」という退廃を、誇張気味に表現した作風に拘っている。

ロマンポルノの初期スターである片桐夕子の薄幸なニキビ顔が初々しい。ヤリチン野郎とうっかりヤッちゃう女の子としての説得力は満点。