あまのかぐや

ハンス・ジマー ライブ・イン・プラハのあまのかぐやのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます


たまたまつけたWOWOWで放送していて、見入ってしまった。まさかFilmarksにはいっているとは思わなかったけど、Netflixで、このフルバージョン観られるのですね。うわあ、いいなぁ。わたし死ぬまでに自宅に映画ルーム作って、大画面で好きな映画をひねもす見ているってのが夢なんですが、その頃には我が家もNetflix入りたいなぁ。

このドキュメンタリー?ライブ映画こそ大画面大音響で包まれたい一作。

実はわたし、自分で編集した近年の映画音楽集を車で夜中に音量あげて聞きながら走るのが好きで、その中の半分ぐらい、気づくとハンス・ジマーだったりする。知ってて選んでるのもあれば、「好き」で入れてあとで「ああやっぱりこれもハンス・ジマーか」ってのもある。

地の底から湧き上がるような低音。パーカッション。会場ではきっとびりびりくるんだろうなぁ。
そこにシンセサイザー、弦楽器でかぶさる壮大で哀愁帯びた旋律。魅せる魅せるストリングスのおねえさんたちは「演奏者」ではなくパフォーマーという呼び方がぴったり。ハンス・ジマー本人のピアノも。彼らを含む70名を超えるオーケストラとクワイア。これが印象的なシーンに流れるの。無敵でしょう、これ。

鳥肌シーンは「ライオンキング」の楽曲メドレー。「プライドロック」は今聞くとすごくハンスジマーだけど、しらなかった。これもハンスジマーだったんだ。むかしからいやというほど聞いている「サークルオブライフ」のオープニングの高らかな女声ソロ。これよこれ!

パイレーツオブカリビアンもよかったけど、「天使と悪魔」「ダヴィンチコード」が好き。あの重々しくヨーロッパ調な、宗教がかった雰囲気にぴったり。ラストのユアン・マクレガーの宗教画のようなダイビングシーンが頭に浮かんで涙がでそう。あとはやはり「インセプション」あのシーンが…。列挙したらきりがないね。

いっとき「ヒーロー映画はもう」みたいな記事をみたけど「マン・オブ・スティール」も「ダークナイト」もハンスジマーの曲がかぶさったシーンでグンっと印象深くなるのは間違いない。

来年公開の「Xmenダークフェニックス」に過度な期待と不安を寄せているのですが、音楽はハンス・ジマーと聞いてまたしても「おおおお」と身を乗り出しています。頼むよー、頼みますよー。

このライブ、一度でいいからなまで観たいなぁ。以前、ダニーエルフマンの来日公演みたことがあるけど、これも映像とライブの演出がすごく面白かった。シーンの映像だけでなく、プロジェクションマッピングみたいな背景の演出なんかもゾクゾクきます。

我が家のシアタールームもだけど、ハンス・ジマーのコンサートも生きてるうちにいつかは!とおもっちゃいますね。
あまのかぐや

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