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The Prayer
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『The Prayer』に投稿された感想・評価

CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

3.0
【宗教は単純労働を持続化させる】
MUBIで第68回ベルリン国際映画祭男優賞(Anthony Bajon)を受賞した『The Prayer』が配信されていた。『よりよき人生』、『ワイルド・ライフ』と東京国際映画祭常連監督であるセドリック・カーンが、山奥にある依存症更生施設を描いた作品。フランス批評家間でも評判は高く、Le Figaroは「罠のない共同体生活の単純さに、波乱に富んだ緊張した物語を刻みます。」と絶賛している。そんな作品を観てみた。

外部から見ると宗教による集団は異質に見える。このことは『ミッドサマー』でも描かれている。あちらはホラーの文脈として、宗教による共同体を掘り下げていたが、本作はドラマ性を多少犠牲にしてまで、宗教と共同体の関係性を紡ぎ出した。主人公のトマや、薬物中毒者。彼は山奥のコミュニティにやってくる。ここではキリスト教を中心に添えた更生を行なっており、助け合いの精神で共同生活を行う。日々、入居者には単純作業が割り当てられる。穴を掘ったり、木を切ったりと退屈な仕事だ。しかし、誰も文句を言わない。それは作業にメンターがついているからだ。また、祈りによる不思議な空間を共有することで一体感が生まれるからだ。そこに感情をコントロールできないトマが入ってくる。そう聞くと、通常の映画であれば更生施設から逃亡する場面がある。そして映画的罠によって施設に戻される展開がある。しかしながら、本作はそういった映画的演出を封印している。施設は去る者を追うことはしない。そして戻ってきたら問答無用で迎え入れるのだ。これが、外部から見た宗教統治の異質さと不気味さを際立たせ、コロンブスの卵かな。逆に映画的に見えてくるのです。

そしてそんな空間で、自分と闘うトマを演じたAnthony Bajonの演技は確かに見事であった。痙攣症状から滲み出る死の香り。中毒者特有の、人目の合間を縫って、タバコを盗もうとしたりする本能と背徳による行動の生々しさ。施設は自分を温かく迎え入れるが、結局克服するのは自分自身であることに絶望しつつも地を這うように痛みを乗り越えていく様。これは確かに男優賞も納得であった。ただ、宗教的話故、日本公開は厳しそうです...
kazata

kazataの感想・評価

3.5
(鑑賞したのは半年以上前の今さらレビューですが…)

ベルリン映画祭作品を漁っていた時に『息子のまなざし』的なダルデンヌ臭を感じてしまい、あまりにも本作を見たくなってDVD発売日に仏Amazonで購入しようとするも(本作だけが)一向に届かず……
(この時一緒に購入したロシア映画『14+』がどうしても欲しくて仏Amazonにたどり着いたんだったんだよね…)

しかもフランス語が全く読めないからGoogle翻訳を駆使して問い合わせ&返金手続きするも、「じゃあ返品されたら返金するよ」的な返信が来て、「いやいや、そもそも物が届いて無いんだってば!」的なやり取りをした末に諦めて。
(独Amazonは英語対応してるのに仏AmazonはNO英語対応…さすがの"おフランス"は期待を裏切らない!!)

「本作とは縁が無かったんだ」と自分に言い聞かせて、そのまま放置してたら数ヵ月後にしれっと返金してもらえたからラッキー!その後、英Amazonで本作が買えることがわかり即購入!!
(10£ぐらいでイギリスのお店を通じてフランスから日本にDVDを発送してもらう世の中になっただなんて、いい時代になったもんだ…)

そんなこんなで必要以上に思い入れが高まってしまった本作なわけでして、手元に届くなり見たわけなんだけども……(当然フランス語ができないので)何が語られてるのか全くわかりませんでした!
(田舎にあって、宗教的で、閉鎖的な青少年更正施設の中で鬱屈した想いが今にも爆発しそうな主人公…って要素自体は大好物なのに!!)

なんとなくブリュノ・デュモン監督(『ユマニテ』は苦手だったけど『ジーザスの日々』や『フランドル』は面白かった思い出あり…)的なリアリズム系のザ・おフランス映画だと思いました。
(でもほとんど記憶に残らないんです、この手の映画って…)

(結局のところダルデンヌ的では無かったし…)

(ちゃんと見たいのだけども、日本公開どころか英語字幕付のDVDすら出ない気配濃厚…)
全部自分の選択