140字プロレス鶴見辰吾ジラ

コンジアムの140字プロレス鶴見辰吾ジラのレビュー・感想・評価

コンジアム(2018年製作の映画)
3.8
【YouTuberオブザデッド】

韓国の最恐スポット、閉鎖された精神病棟にYouTuberが生LIVEで潜入する。そして訪れる恐怖のジェットコースター。

ラストに詰め込みすぎな気もしますが、YouTuberの生配信、広告収入のための意識される再生回数。そしてドローン撮影やマルチ画面と資金力のある集団が心霊スポットに潜入したらどうなるか?とホラーシミュレーション映画として楽しめるし、さらに再生回数稼ぐためにヤラセがあると理解できるシーンと予想外の事態に困惑、そして異形の登場。最後には謎空間演出とマシマシなホラー演出やってる最中、同空間で開かずの扉にドリル当ててるなんて少人数の潜入ではできない奥行きとエンタメとして盛りあげようとする演出の過剰供給に下品さを感じるもシンプルに面白い。韓国のホラー映画の動員記録など結局はエンタメ方面につきるが演出として楽しみたいのにヤダ味の強さがホラーカロリーを押し上げる。とにかくピチュピチュ喋る女がマジ怖い。ライドさせすぎて精神が死ぬ。呻くなチクショー、ぶっ殺すぞ!

精神的にエグってくるようなモノより絶叫マシーン的になるクライマックスの前の繋ぎの再生回数稼ぐための演出がわりとしっかりしていて、期待外れや面白ないとの意見は散見されたが、前述したホラーシミュレーション映画としての側面をお楽しみください。