TAMU

暗数殺人のTAMUのレビュー・感想・評価

暗数殺人(2018年製作の映画)
3.8
新型コロナのお陰で、暫し映画館に訪れるのを自粛しておりました!
私のようなポンコツの場合、コロナに感染したくないよりも、優秀な同僚の皆さんに迷惑をかける訳にはいかないのでw

そんな我慢を重ねる中で見た数々のニュース番組。「いつまでもつか」とうなだれるバーテンの店長、TOHOシネマズの休日閉館。

そして頭をよぎったのが、数年前のシネマート六本木の閉館。自分がもっと足を運んでおけばと後悔しつつ、見送ることとなったあの日。

長い前置き(言い訳)となりましたが、無駄な使命感を背負って完全防備で行ってきましたシネマート心斎橋。ゴーストタウンと化した心斎橋、若者のいないビッグハット、並ばずに買えるゴンチャ💦

悩んだこともありギリの到着。チケット購入時は満席に近かったが、入ってみたらかなり席の間隔が空いてるシネマート。自分の席は右も左も2席空いてた。シネマートも必死か。
がんばれ、俺のシネマート!

すっかりレビューしてませんでしたw
本作は犯人逮捕から始まり、その犯人(チュ・ジフン)が複数の他の殺人事件をほのめかす実話ベースの物語。

昇進度外視の刑事(キム・ユンソク)と刑事と取引を目論むオラオラ系ジフンの演技対決に酔いしれる。

チュ・ジフンはオラオラ系の緩急をつけた演技が抜群。『神と共に』に見るようなキラキラ系より本作に見る狂気の目がステキw

キム・ユンソクが刑事でチュ・ジフンがオラオラ系犯罪者となれば、殴り合いか殺し合いになってしまいそうなものだが、驚いたことに本作は2人の間に暴力無し。

キム・ユンソクが鬼畜に対して鉄槌を喰らわさないのが口惜しいw
時代か。

残念なのは、既に犯人は捕まっているところか。ここも斬新な切り口で、脚本は練り込まれてると思われるが、キム・ユンソクが安全圏を出ないのでハラハラしない。

あと至ってキム・ユンソクがアウトローではあるが、至って善人な所も不満w
最近の韓国映画リメイクも多いので、世界ベースで商売考えてんじゃないの〜、て思ってしまったり。
もっとアクの強いのを頼む。
TAMU

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