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特捜部Q カルテ番号64のYYamadaのレビュー・感想・評価

特捜部Q カルテ番号64(2018年製作の映画)
3.8
【サスペンス映画のススメ】
〈ジャンル定義への当てはめ〉
 ○: 観客の緊張感を煽る
 ○: 超常現象なし

◆作品名:
特捜部Q④ カルテ番号64 (2018)
◆サスペンスの要素:
・ミイラ死体の被害者特定
・不法医療行為の隠謀暴き

〈本作の粗筋〉
・活躍が認められ、昇進異動の辞令を受けたアサド。引き留めもはなむけの言葉も発しないカールに対して、アサドは寂しさを隠せず、2人の距離感は離れていく。
・そんな折、古いアパートの解体作業中に隠し部屋からミイラ化した死体が発見される。死体の正体を追うカールはある女性の身に起きた悲劇から、かつて国家が犯した過ちを紐解いていく。一方アサドは、知り合いの娘に起きたある衝撃的な出来事から、許しがたい医療行為を目の当たりにする…。

〈見処〉
①シリーズ屈指の強敵に挑め!
 さよなら「特捜部Q」!
・『特捜部Q カルテ番号64』は、2018年にデンマーク、ドイツ、スウェーデン合作にて製作されたミステリー・サスペンス。
・デンマークの人気ミステリーシリーズ「特捜部Q」映画化第4弾の本作は、デンマークの社会問題を扱う重厚な作品テーマとなっている。
・また、原作小説ではシリーズ8作品が刊行されているが、本作を以て映画シリーズの製作会社が変わり、リブートが決定。ニコライ・リー・カースとファレス・ファレスが演じるカールとアサドの映画作品は本作がラストとなる。

②結び…本作の見処は?
○: 映画シリーズ4作目となる本作のテーマは、まさに「国家の闇」。本作の物語と演出は、ハリウッド作品に引けを取らない規模となっている。
○: 4作目となって、やっとお互いの必要性を認めあう2人。現キャスト最終作として、しっかりと区切りがついている。
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