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タンク・ソルジャー 重戦車KV-1のHKのレビュー・感想・評価

3.5
最近多い第二次世界大戦のロシア製戦車アクション映画です。
その昔、タミヤ模型の1/35ミリタリーミニチュアシリーズのKV-1を作ったことがあるので懐かしくて見てみました。

私が作ったのと若干印象が違うのは同じKV-1でも型式が違うからでしょうか(映画の方が角ばってる印象)。

そのとき読んだ説明書には、“たった1両でドイツ軍を足止めして“怪物”と恐れられた、装甲が厚いが重くて故障が多い、ドイツ軍の88ミリ砲を数発くらってようやく動きを止めたが最後まで炎上しなかった・・・”などと書いてあった記憶が・・・。

本作もこれと似たシチュエーションで、たった1両で敵のⅢ号戦車だかⅣ号戦車だか(ティーガー戦車と書いてある解説はマチガイ)を片っ端から撃破します。
ドイツ軍戦車は例によってあきらかに別の戦車を改造したもの。主なドイツ軍戦車は昔ほとんどプラモで作ったのでニセモノはすぐわかります。

なんとこの話も実話ベースらしいですが、KV-1があまりにも強すぎ(1両で敵戦車16両を撃破!敵の砲弾がガンガン跳ね返す!)。
KV-1の装甲が厚いのは本当でしょうが、ドイツ軍主力戦車が正面を砲撃されて1発で炎上なんてあるんでしょうか? それも次々に。ティーガーVSシャーマンならまだしも・・・。

さすがに鬼の指揮官と伝説の女性整備士の夫婦愛のくだりはフィクションのようですが、それ以外もどこまでが実話なのかはかなり怪しい気が・・・
とはいえソ連軍戦車は全部本物だし戦車戦はなかなかの迫力。
戦場での戦車部品リサイクルも興味深く、そこそこ楽しめました。
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