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買収の駆け引きでフェラーリにはめられたフォード社は、凄腕の技術者、ドライバーを集め24時間耐久レース ル・マンで一矢報いようと決起する。
そこでスカウトされたシェルビーとケンは個人と組織、その間で揉まれつつも己の信じる”無の世界”のため闘志を燃やす。
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ライン生産による量産車の象徴フォード。
一つ一つが人の手による工芸品のようなフェラーリ。
vsの通り、フェラーリと戦う対立構造ではあるけど、メインはどちらかというとフォード企業内での戦い。
どちらの場合でもある意味”組織vs職人”という意味でいろいろ重なる。
この作品で”無の世界”と表現されていた速さの極致 ”7000rpm”
それはエンジン回転数のこと。回転数が高ければそれだけ爆発的な力になる。
この映画を見たら興奮のあまり俺の心のエンジンも7000rpm行っちゃった。🌀
そこから発生する熱量という名のトルク。
このトルクをそのまま指という名のタイヤに伝えてしまうと、勢いだけの取り止めのない感想を打ち込むことになってしまう
このトルクをうまく指を介し伝えるために、思考という名のトランスミッションでトルクを最適な言葉、表現に変速し指というタイヤに伝達する⚙
そうしてやっとGD-R(ぐりんでるのレビューの略)という車は初めてフィルマークスという道に乗りブィーンと走る事ができる🚙
7000rpmなんて数値を出せるのはそれだけ気筒数の多い高出力のエンジンで、繊細で複雑な設計がなされる。それが搭載される車体においてもまた然り。
興奮の表現には”走り出したくなるような興奮"というようなものもあるよね🏃♂️
7000rpm級の興奮なんてしたら、GD-R(ぐりんでるのレビューの略)も相当な速度が出てると思う。
いったいそれはどれほどの速度なのか🕛
7000rpm 60
——————— × 20mm × π × —— = 8.9km/h
0.796 × 3.700 (指外径) 1000
(変速比)(減速比)
時速約9キロくらいでした。ちょっとしたジョギングくらいの速さです。
なんの計算だよ🤤
この映画でいかに興奮してもそれを表現できるスペックがないGD-Rではパフォーマンスを発揮できない。
車も人も見合うよう整備、調整、試行錯誤の繰り返しが大切になる。
シェルビーやケンのように情熱を燃やしそれを遺憾無く発揮し続けるには、知識や経験、貪欲さを常に磨いていなければいけない。
「この世で何がしたいかわかる者は幸せ。
そんな人間は稀。その中でも幸せと感じてるものはさらに稀」
幸せになるために頑張ろう。だいぶ難しいけども
目的が決まれば、人も車もタコメーターのレッドゾーンまでぶん回して全力を出してもそうそう壊れないし、むしろそこが最大性能を発揮する領域でもある。
でもやっぱりいつまでもかっ飛ばし続けるわけにもいかない、そもそも一人では作れない環境、組織があってこそ発揮できるものもある。
個人もまた、社会という巨大な車を動かす部品の一つでもあるのだから…シェルビーとケンが改めてそう教えてくれた。
そういえば劇中でケンも「この車は暴れたがってる。スポーツカーには荒い運転をすべき」というようなこと言ってた。
機械も人間の筋肉みたいなもんで使わないと衰える的な面もあるからたまにはベタ踏みでぶっ放した方がいい。
みたいな話をしたり顔でしながら昔、ドライビングデートしてる時飛ばしまくったらその時の彼女にすごい怒られたことがある。
後日彼女が運転した時に戒めのようにそこそこのスピード出された時、あまりにも怖くて加えて再度怒られて、はいすいません、、と縮こまった俺は決して尻に敷かれたわけじゃないけど、極めてオートマティックな男になったね
映画内でもなんだか似たような場面がありそんなことを思い出した!映画より余裕でしょーもないけど😆
🙋♂️「マス炭グ郎です。ここでフィルマークスこそこそ噂話🗯
他にもいろいろあってぐりんで柱は、今ではまるで”ゆりかご”のようだと老若男女から評される程の運転をするそうですよ😙」
それよりも、シェルビーとケン二人の最高すぎる喧嘩からも感じるエモすぎる友情、車にかける情熱など熱い要素があまりに多かった。
熱さだけじゃない美人の奥さんとか子どもとか、ピットでのお茶目なシェルビーとか最高だったわ
そして、この映画を至高の域に高めたトドメの一手は、フェラーリの社長とケンの目配せの場面。職人同士の無言の敬意が素晴らしすぎる😢
内燃機関爆発しまくりこんなに心揺れまくったし俺のサスペンション壊れたくさいな
人生も車もアクセルベタ踏みで7000rpmまでぶん回したくなった。そんな最高の映画🔥
シェルビーといえば、今作のシェルビーとは無関係だけど、シェルビースーパーカーズのトゥアタラという車が、2020年現時点では世界最速の時速532kmを記録したらしい。
それまでの最高速はブガッティの車が490kらしいので初の500キロ代🙌
でも既に毒の名を冠した新しい車が塗り替えるんじゃないかと言われているらしい…車も技術の進化も、時代の流れも速い。
置いて行かれないように7000+ GO LIKE HELL!
そしてみんなでなりましょうか、H・A・P・P・Y!