このレビューはネタバレを含みます
【響き渡るエンジン音。男のプライドを賭けたフォード対フェラーリ】
まず、
ル・マンという24時間レースがあることを知った。24時間!?
つまり、速ければよいというわけではない。耐久性に優れなければ。
そしてその車をよく理解するドライバーも、不可欠。
途中交代して仮眠したり、電話したりしていいのですね。それはなんだか安心。
ル・マンではフェラーリが明らかにフォードを上回っていた。
それを、覆し王座奪還を狙うためシェルビーはフォード社よりスカウトされる。
彼は知っていた。優勝を狙うにはケンマイルズをドライバーにするべきだと。
しかし、フォード車の副社長は世間体を、気にし、マイルズの無礼さがビジネスには相応しくない、としてマイルズの猛追を邪魔しようとします。
この副社長が、かなーりイラつきますが!
でーも、よく考えてみたらシェルビーはル・マン中にフェラーリ陣営のタイマーを盗んだり、ナットをわざとフェラーリ陣営に落としたり、とかなり姑息な意地悪をしてますし、副社長の意見をそっくりそのままマイルズに伝えてしまうなど、かなり、やらかしてると思う。
コーヒー投げつけたは良いものの、
速度を落とせと、あいつが言ってるんだ。おまえに任せる。なんて、言う??
もっと、喧嘩してくれよ!そこは。
一番かわいそうなのはマイルズです。
そしてその家族。
最後六角レンチを、返しに行くのがかなりクサイと思ったのですが、さらにどうしてお前がマイルズの息子の目の前で涙ぐんで、颯爽とエンジン鳴らして帰っていくのか理解ができなかった。
ま…まぁ、映画では伝えきれない彼らの信頼があるとは思うのだが。
とにかく、エンジン音と、ギアチェンジのハマる感じがたまらなくカッコ良かったのは間違いない!