さっこ

屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカのさっこのレビュー・感想・評価

4.3

屋根裏のアパートで暮らす連続殺人犯フリッツホンカは外斜視でデカい鼻は歪んでいる。とにかく容貌が醜い。

そして殺害してバラバラにした遺体を部屋の奥にうっちゃってフタをしておく。そんな雑な犯罪。頭も悪い。

要するにこの作品「ロマン」みたいなものがない。
あるのは身もふたもない現実。
そうした作品は過去何度も目にしてきたが、たいがい等身大の人間の話だ。
連続殺人犯が主人公の話では見たことがない。
(例えば「冷たい熱帯魚」のでんでんだって悪の魅力があった)

💀
さらに被害者となる女性の側も醜い。
ほぼ球体くらいに肥えた売春婦のオバさんや、入れ歯をしたホームレスの老女だったりする。

そんな女性とフリッツホンカの性交シーンが描かれたりする。
恋愛や性に「ファンタジー」もなさすぎる😰



だが、本当の殺人犯や性犯罪者はフリッツみたいな奴らばかりだろうし、恋愛やセックスだって若い美男美女だけがするわけじゃない。

この映画は真実を描いていて、ものすごい前衛的な傑作なのかもしれない🤔
実は途中、話がどこに向かってるか分からず眠くなったんだが、監督のやりたいことを理解してからはずっと目が離せなくなった。

漫画でいうと新井英樹やジョージ秋山の作風に近いものがある。
まぁ万人ウケはしないよね😅
(※追記「ホラー」味も「サスペンス」味も薄い)



物語の途中でフリッツは断酒をして職場も変える。真人間になり、職場の同僚のきれいな女性(人妻)に悩み相談をされたり、普通に恋愛(片思い)する。

そしてある日、ついに人妻に告白する…!
のだが…





そんな告白があるか〜😨オイ!
ひどい告白シーンなんで笑えます♨️


傑作かもしれない。…でも駄作かもしれない🤔
決めるのはスマホの前のあなたです❗️
(と、唐突にオンエアバトル風に終わる)
さっこ

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