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金の亡者たちのTAMUのレビュー・感想・評価

金の亡者たち(2018年製作の映画)
3.6
シネマート「のむコレ」、本日見たのはこちら。原題はどストレートに『金(カネ)』。
汝矣島の金融街にコネ無しで就職したイルヒョン(リュ・ジュニョル)が、成り上がっていく姿を描く。

毎度のことたが、気になっていた本作を公開してくれてありがとうシネマート、ありがとう野村さん笑

本作、コネ無しのイルヒョンが自身の雑草魂やら記憶力の良さを活かして金融街で名を馳せていくことを期待したが、あるツテを使って、なんともインチキというかチートというか、イカサマで成り上がってしまうから頂けない。。

と言っても、かなり株取引方法は具体性があり、こちら知識が無いので凄いのか、ずるいのか分からなかったとこある💦

結果として、このイルヒョンて割とサイテーなキャラクターでは?バチが当たればいいのにと途中から💦

ジュニョルは、就職直後のボンクラ感から成り上がった後の堂々とした姿まで自在にこなして流石なのだが、追い詰められた表情はもう少し。
追い詰められ顔ベストワンの『新しき世界』ジャソン先輩を見習って欲しいところw

そしてユ・ジテ。『監視者たち』のチョン・ウソンばりのできるサイコパス。同様に地下鉄の駅で追い詰められ。今時はホームドア付いてますよねの不発感。

そんな中、俺の中の腐ったインテリことチョ・ウジン、本作では金融監督院の監視官。
食いついたら離れない猟犬の異名を持つ。
これがまた、『国家破綻の日』から引き続き演じてるかのような冷淡さ。
が、しかし、本作はよく考えれば正しいことしてて問題なく推せる!見に来て良かった♪

お馴染み『未生』情報としては、営業部カン部長と鉄鋼部マ部長が、まんまな部長陣としての登場に胸熱♡

ちなみに課長はチョン・マンシク先輩。1日で数千万を稼ぐディーラーを束ねる割に、中小企業の課長感満載なのはなぜなのか。

最後、一度見たら忘れない顔。『アンダードッグ 2人の男』で、むしろ3人の男にして欲しかったくらいインパクトあった狂犬キム・ジェヨン。
本作では優しい同僚を演じるが、この人は伸びる、と思ってたら今のクールでドラマの主人公なのねー。今後に期待!
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