Jaya

バクラウ 地図から消された村のJayaのネタバレレビュー・内容・結末

2.7

このレビューはネタバレを含みます

テレサが故郷の集落バクラウに帰ると市長トニー・ジュニアに雇われた傭兵軍団に襲われ返り討ちにするお話。見事なまでに狂って…はいなかったです。

焦点の人物が定まっておらず、ずっと浮ついた雰囲気。前半は町の自己紹介がだらだら続き眠くなりました。中心らしき人物が大して活躍をしないけど、意図的なミスリードというほどでもなく。

後半に入り、頭を吹き飛ばされたところから盛り上がるのかと思いきや、アメリカ人チームが勝手に自滅していくようで何の迫力もありませんでした。

リーダーのマイケルにはそれなりの哲学があるのかと思いきや、トニーに対して金の要求で絶叫。何じゃそら…。アメリカ人チームはそもそも対抗馬として成立しておらず演技もかなり酷かったです。

ヒーローのルンガもいきなり出てきて具体的に何をしたのかもよく分からず。隠れ場所に至るまで的確な指示をしたおかげで撃退できたということなんでしょうが、何だかなあ。

UFO型のドローンなど面白くなりそうな伏線がことごとくガッカリするところに落とし込まれ、ただただ消化不良な感覚にさせられ、格差や分断なんという遥か以前の問題の映画でした。
Jaya

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