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バクラウ 地図から消された村のHKのレビュー・感想・評価

3.5
公開時に円盤らしきモノが飛んでるポスターを見て気になりつつCS放送を録画したまま寝かせていたのをようやく鑑賞。
それほど面白くもないけれど、それほど面白くなくもなかった不思議な作品でした。
とにかく劇中で何が起きているかの説明がほぼ無く、頭が???のまましばらく話が進みます。

ブラジル・フランスの合作映画。
舞台はブラジルの辺境の村なのに不似合いな最新IT機器も登場する実は近未来SF(?)。 
なんじゃこりゃあと思って観ていると、途中からな~んとなく、あ~そういう話ね~(←どういう話?)という感じで終盤はドンパチ展開に・・・

監督はジョン・カーペンターやマッドマックスの世界が好きそうなのにB級っぽい安っぽさが全く感じられないのもまた不思議。
村人たち、よそ者の襲撃者、それを守る用心棒、という図式は『荒野の七人』っぽいし、人狩りのくだりはピーター・フォンダの『ダーティーハンター』なんかも思い出しました。
常に大量の棺桶が必需品の村ですが、ココは『用心棒』なんかの影響も?

観終わって知りましたが、カンヌの審査員賞他いろんな賞を獲っている映画なんですね。
しかし、不勉強でブラジルの背景や社会問題などについては全く知りませんし、観終わって詳しく調べたくなるほどの興味も湧きませんでした。
我ながらズボラです。
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