荒んでいるが魅惑的な裏町、チャンプと酷似した世界の憩いの場はやはり汚い酒場。町の人気者二人がひたすら殴り合うだけの映画なんだが、執拗なギャグ的反復と野次馬の存在がそれを単なる「喧嘩」から「名物」(常にクライマックスくらい盛り上がる)へ昇華させている。鉄腕ジムでも見られる反復芸はウォルシュの作家性であるが、対してフォードのそれは儀式性にあると付け加えておきたい。
そしてビアリーとラフトはもう一段階ギアを上げ儀式的な過程も踏んでから、コマ落としの大決闘へ向かう。ボロ街に不相応すぎる小綺麗なヒロインが少々鼻につくが、酒場女の爆悪声に安心した。この手の映画は嫌いになれんのでスコアは優しめで…。何も貰ってないと言うなよ

ハイテンションなジョージラフトを初めて観た😳、気がする。それだけでも得した気分に。

なんか凄い話だったぞ😅。
バワリイという街のリーダー的存在ウォーレスビアリーと、そのリーダーの座を狙うジョージラフトのいざこざが中心。

フェイレイはビアリーに助けられながらもラフトにお熱💦。ビアリーに拾われて育てられているジャッキークーパー（他でも書いたけど、顔でかいし、演技がくどくて小柄なおばちゃんにしか見えん）もくっついたり離れたり、、、あーよくわらかん🤪。

勢いと潔く端折る作風は好きだけど、これはちょっと支離滅裂に思えた😅💦。
観終わると、喧嘩するほど仲が良いとか、ぶつかり合うことで生まれる絆だったりとか、そういう教訓があるのかもしれんが。

各シーン単体で笑わせてくれたシーンがチラホラあったので、このくらいのスコアで🙇‍♂️。

前半の発狂具合がラストまで維持出来れば…とは思うが、あまりに面白い。
街の顔役を争う2人の男の話で、ワルガキとおっさんのビアリーが擬似親子にならずあくまで友人関係というバランス感。ホークスっぽさはある。
火事のシーンの大乱闘最高。

画面奥で痛くない歯医者の看板のかかる店のガラス窓の向こうで客が痛がっているという、だれも突っ込まないギャグに感銘を受けてしまった。
ノワールばっかり見てるもんで、ジョージ・ラフトのこういうキャラ、初めて見た。