ラオール・ウォルシュ監督作品をまたまた鑑賞。

牽制鋭い左ジャブとベタ足が主流だった時代に 軽やかで巧みなフットワーク、ボクサーファイタースタイルで近代ボクシングの礎を築いたジェームズ・コーベットこと【鉄腕ジム】の伝記的フィクションエンターテイメント映画～🥊

単純明快なストーリーとクスっと笑えるコメディセンス！

19世紀末に１ラウンド3分と決まったので、それを考えると今じゃ考えられないビックリするラウンド数！！( ; ゜Д゜)

ラストもちょっぴり感動でニッコリの基本に忠実な王道エンディング！(^^)


ちょっと雰囲気クリヘムっぽいジム役のエロール・フリン(エロでフリンってなんかすごい名前だ…)さんのカッコ爽やかなな演技も観ていて楽しく、ヒロインのアレクシス・スミスさんも綺麗な事～😍

エキストラ達のスゴい熱量が物語を盛り上げつつ、小難しい事無く、のんびり観るにはピッタリのなかなか面白い作品でした～😃

1887年、サンフランシスコの銀行員ジム（エロール・フリン）は兄弟喧嘩で鍛えた技術でボクサーとなり、次々に相手を倒していく。そして、ついにヘビー級チャンピオンのジョン・L・サリバン（ワード・ボンド）と対戦することになる。

「彼奴は顔役だ!」「白熱」のラオール・ウォルシュが実在のボクサー、ジェームス・J・コーベットの成功を描いた作品。
近代ボクシング創世記を描いた貴重な映画で、ボクシングシーンはどれもなかなかの迫力だ。特に最初の試合の撮り方が見事で、観ていて思わず声が出てしまった。

ただ、「ロッキー」や「チャンプ」のような感動はなく、サクセスストーリーと家族愛と恋愛とコメディを行ったり来たり。
最後に勝者と敗者が語り合う場面はジーンと来たので、全編をあのトーンで作ったら名作になってたんじゃないかなー。

あと、タイトルはどう考えても「鉄腕」じゃなくて「紳士」でしょ。
主演のエロール・フリンはハンサムで軽薄で爽快。ドはまりだった。
無敵のチャンピオン、ジョン・L・サリバンを名脇役ワード・ボンドが演じてるんだけど、持ち前のコミカルさが出過ぎちゃってて、ちっとも強そうに見えずに笑えてしまった。

これ、リメイクしたら面白そう。

子供の頃にテレビの洋画劇場で鑑賞。めっちゃ面白かった記憶はあるのですが、内容はほぼ忘れている、、。

ボクシングの映画、、というより、とにかく喧嘩っ早く明るい家族の話^_^

この映画、とても騒がしい。人がいっぱい。そしてみんな元気が溢れている。

銀行員が、あれよあれよでボクサーになり、ヘビー級チャンピオンにまでなってしまう、、お伽話のような展開。ボクサー=悲痛な感じが全くないというのも珍しい。

最近のボクサー映画のようなリアルさはないけれど、気楽に楽しく観られる王道な娯楽映画です。