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ディアボロのminorufukuのネタバレレビュー・内容・結末

ディアボロ(2017年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

オリジナルのモンスター造形が趣味の15歳の少年が主人公。酒浸りの父親は家を出て行き、過保護すぎる母親とも上手く行っていない。
ある日、幼馴染の女の子がアルバイトしている店を訪れた主人公は、彼女につきまとう不良グループに絡まれ、後日ボコボコに殴られる。意気消沈する主人公の前にトリックスターと名乗る謎のモンスターが現れる。そのモンスターは主人公に不良たちへの仕返しに死の恐怖を味あわせるべきだとけしかける。主人公は不良グループと幼馴染の女の子を自宅におびき寄せるのだが…という話。
実話ベース(ほんとかよ)

※黒い星が加点部分
個人的好み :★★★★☆
ダメ映画度 :★★★★★★★★
インパクト/意外性 :★☆☆☆☆
映像 :★☆☆☆☆
ストーリー整合性 :★☆☆☆☆
80分中冒頭30分と最後10分は不要度
:★☆☆☆☆

(感想)
時代設定が1980年代とはいえ、2017年制作とは思えないほど映像のチープさが目立つB級ホラー。
内向的な主人公やいじめっ子集団の設定が驚くほどステレオタイプに描かれていて、冒頭は主人公を取り巻く陰鬱な環境を淡々と描いていてホラー展開にならないまま約30分経過する。相当つまらない。
やっとDVDパッケージにいるモンスターが出てきたかと思ったら、パッケージよりもさらにショボい見た目で全く怖さを感じない。その後は不良たちをエルム街の悪夢の世界の様な空間に招き入れてそれぞれ死の恐怖を与えると宣言するけれど鈍重なスプラッター演出が眠気を誘うだけで見どころはほぼゼロ。ヒロインの女優さんもいまいちパッとしないし、一番キャラが立っているのは若干ヒステリックな母親だろうか。どこで終わっても構わないくらいにどうでも良いストーリーなのだが、実話ベースのせいなのか謎の後日談が10分ついている。これが何の新事実も明かされなのに妙に小芝居じみた全く不要なエピソードなので鑑賞後は怒りすら感じてしまった。

サブタイトルにある「世界一呪われた事件」とはなんだったのだろう…
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