誓い

ホラーの名手たちが描く3話構成のオムニバス作品

ミイラ、ネコちゃん、怪物

ゾワゾワ
中でも、ネコちゃんがグロすぎです

雰囲気ある

少年
プロローグ、エピローグも凝ってました

ホラー作品のオムニバス、とある婦人が買い物から帰り、夜のパーティの為に料理を作ろうとするところから始まります、料理のメインディッシュは牢獄に捕まっている少年、少年は婦人の料理の手を止める為に婦人に読んだ本の中で面白かった3つの話を話し始める・・・というお話。
　
「クリープショー」みたいな話でミイラの話、猫の話、恋人の話の
つの構成です、個人的には猫の話が好きかな。
ちょっと古臭さが時代を感じさせてくれて自分は好きな部類の映画です、
若き日のクリスチャン・スレーター、スティーブ・ブシェーミも出演してますね。
　
怖さはそこそこでクリーチャーとかはCGではなく創意工夫があります
　
映画.com参照
米ＴＶシリーズ『フロム・ザ・ダークサイド』から発展した3話構成のホラー・オムニバス。製作はリチャード・Ｐ・ルービンスタイン、監督はこれがデビューのジョン・ハリソン、脚本はマイケル・マクドウェル（オープニング／第1話／第3話）ジョージ・Ａ・ロメロ（第3話）、原作はアーサー・コナン・ドイル（第1話）とスティーブン・キング（第2話）、撮影はロバート・ドラパーが担当。出演はクリスチャン・スレーター、デボラ・ハリーほか。

1990年製作／94分／アメリカ
原題：Tales from the Darkside
配給：松竹富士＝ウエスト・ケープ・コーポレーション

• #フロム・ザ・ダークサイド

少年を誘拐し料理にして食べようとする主婦。その少年が時間稼ぎに3つの物語を読み聞かせようとするジョージ・Ａ・ロメロ製作一部脚本のオムニバスホラー。元々はテレビドラマで今作はその劇場版みたいで、主婦を演じるブロンディーのデボラ・ハリーはじめキャストがかなり豪華です。

第一話「運命249」は スティーヴ・ブシェミ演じる嫌われ者の大学生がミイラを蘇らせ自らを退学に追い込んだ同級生らを殺すというアーサー・コナン・ドイル原作のエピソード。特に凝った展開はなく、意外と大人しい役のブシェミやブレイク前のクリスチャン・スレーターやジュリアン・ムーア（二人は兄妹という設定ですがジュリアンは大人っぽいというか老けてるというか妹に見えない 笑）が見れるという意味では少し貴重かも。

第二話「地獄から来た猫」は裕福な老人達を次々と殺した黒猫をニューヨーク・ドールズのデヴィッド・ヨハンセン演じる雇われたヒットマンが始末を試みるスティーブン・キング原作のエピソード。これもほぼ想像通りの内容ながら強そうなヒットマンが少しずつ窮地に追い込まれる様が滑稽でもあり人間の口から出入りする猫が印象的。

第三話「恋人たちの誓い」は怪物を見るも誰にもそれを話すなと言われた芸術家の男の前にレイ・ドーン・チョン演じる女が現れるという内容でほぼ「鶴の恩返し」的だなと思ったら原作は小泉八雲の「雪女」だそうでディック・スミスが手掛けたと思われる怪物の変身はまあまあインパクト有り。

主婦と少年のストーリーに関しては「ミイラ取りがミイラになる」展開でこれも想像通りながら痛快。意外な展開はどのエピソードにもあまり無い感じですがまあ悪くはないかな、といった作品です。