連絡が取れなくなった兄を探しに渋谷の街を駆け巡るリクの1日。
2019年の作品で、つい最近のはずなのにもうこれは今の渋谷とは違う。
それは渋谷駅周辺が2年で急激に様相を変えたということもそうだが相次ぐ緊急事態宣言で渋谷の夜がとても短くなってしまったから。
だからリクがこの楽しかったころの渋谷を彷徨うことが出来てよかった。
今の渋谷じゃ、こんなドラマ生まれるわけないもんね。

りくの渋谷ジャーニーをナビゲートしたのが硬派なリョウで良かった。

高岩遼さん知らなかったけど、じわじわかっこいい感じが滲み出てて良いね。

2週間前から連絡のつかなくなった兄を探しに、地方から渋谷にやってきた青年リク。
右も左もわからない中偶然出会ったミュージシャン・リョウと共に渋谷の街を探し歩くのだが…というお話し。

リクと同じく地方に住む自分にとって渋谷は、何かを探そうと思ってもそう簡単にみつけられない巨大な迷路。
(田舎なら簡単に見つかるけれども（笑）)

でも、そうやって何かを探しているうちにまるでネットの回線が繋がるように様々な人との出会いがあるのもまた人の多い都会ならでは。

テレビなどで大都会をみると“街”という一つの塊でみてしまいますが、そこには一人一人の生活や営みがあって、その繋がりが“街”を作っているんだなと思うと、都会も悪くないななんて思います。

リョウさんかっけぇ！って思いながらも、心のほっこりする温かい作品でとても好きでした。

SpotifyでSANABAGUN.フォローしちゃった。

文句多めなのでスルーしてください！

数年前の渋谷の街並み。駅周辺ってほんと今と違う、ここ数年で大きく変わったよね渋谷。ああ、ここはあの辺りだよねってほぼわかるくらい、東京住んでたときは仕事も遊びも渋谷が中心の生活だった。だからこの作品ずっと観るの楽しみにしてたんだけどなあ。

もう何よりこの主人公がムリーーーー！！！演技？キャラ設定？演出？どこが原因かわからないけど、こんな人います？？！

実の兄を探しに田舎から出てきた主人公のリク。この主人公が「兄貴を探してて」って言う「兄貴」呼びが違和感ありすぎる、「兄ちゃん」とかのほうが合ってる。あと、出会ったばかりの初対面の人に対してグイグイいく距離感、人たらしとか人懐っこいとかそういうのじゃなくて、わきまえろや！！と言いたくなる感じ。人との距離感バグってない？？それでいて、田舎から出てきて都会に慣れてなくて横断歩道で人の波に乗れず戸惑う…みたいなキャラ設定がブレまくりなのよ！おまえそういうやつじゃないだろ！というか主人公のキャラだけでなく全体的になんとなくリアリティがなくてこそばゆかった。

までも観てよかったなと思える唯一がSANABAGUN.！！！！高岩遼、主人公よりよかったよ。SANABAGUN.好きな人はどうぞ。

文句ばっか言ったけど、エンドロールの写真が良くて、観終わったあとの気分は良かった。

〝なんか渋谷っていろんなこと起きてんっスね〟