Jaya

シャイニング 北米公開版のJayaのネタバレレビュー・内容・結末

シャイニング 北米公開版(1980年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

トランス一家が幽霊ホテルの管理人として一冬越すお話。通常版の記憶もあやふやなため、北米公開版の特色は分かりませんでした。

スリラー映画のようで、その実ジャックことジャック・ニコルソンの顔芸を堪能する映画。演技の上手さが尋常じゃないうえに表情筋の動きがすんごい。

ドアから顔はむしろ控えめなレベル。その直前の1枚目のドア破りの「Wendy, I'm home」の顔の動きが上手すぎて最高。ラストの氷漬けもやっぱり面白い。

一方、妻ウェンディーはかなりの大根。息子のダニーもハマってないです。二重人格キャラも痛々しい。「REDRUM」を繰り返してても、一発引っ叩いたら元に戻りそうな感じ。親父が暴れだしたらすぐ元のキャラになってるし。

雪上車運ぶだけのハロランだとか、謎の凍死とか、間を省いてるのが見え見えなのがつらいです。金かかってるのだけはこれでもかと伝わります。

いずれにせよ、ジャックの怪演が他の全てを異次元に消し去ってくれる、なかなかに類を見ない怪作でした。
Jaya

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