Jaya

返校 言葉が消えた日のJayaのネタバレレビュー・内容・結末

返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)
2.6

このレビューはネタバレを含みます

白色テロ時代の台湾の高校生ファンとウェイのホラー。キン肉マンのブラックホールが腐ったようなの出てきて、よく見たら穴じゃなくて鏡。

かなり凝った作りで、夢と現実を繋げるように時空をゴチャ混ぜにしつつも理解を損なわない構成が凄い。伏線も丁寧かつ展開に沿って回収されていました。

しかしどこか上滑り。異界のような校舎と現実の記憶、それぞれの映像が驚くほど噛み合ってない。示唆したいものとレイらの問題の卑近さが全くバランス取れてない。舐めてんの?という結末。イン先生の扱い、重要性の割に弱すぎでは?

演技も撮影も効果もレベル高いし脚本もそれなりなのに、何一つ調和しておらず違和感しかなかったという内容。

終わってチラシ見たらまさかのゲーム原作ということに隅から隅まで色々と納得し、知ってたら観なかったのに、という映画でした。
Jaya

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