HBOMaxオリジナル作品。アジア6カ国の新進気鋭の監督が贈るアンソロジーホラーの日本編。
北村一輝が主演で監督は斎藤工。
斎藤工初のホラー作品ってことで期待して鑑賞したが…
うーん…難しいね、所謂“家父長制”や“イエ”をホラーに落とし込んだってことは理解できるし面白い試みだとは思うが、如何せんシナリオが浅すぎる。描きたかった物と実際に描いた物が乖離しすぎている。色々惜しいし個人的には全くハマらなかった。
こんなのJホラーなんかじゃない。

これ、何気に短編ホラーの傑作だと思う。
何年か前(2019年)の東京国際映画祭でみました。
斎藤工監督、北村一輝主演のジャパニーズホラー。
えっとこれは北村さんと神野三鈴さんのある意味狂喜の演技がすさまじい。
地味なんだけど、ホラー好きのみなさん観て頂ければと思います。

「blank13」で長編監督デビューを果たした人気俳優の斎藤工が、初めてホラー作品のメガホンをとったサスペンススリラー。
父の葬儀に参列するため帰省した男。
実家で秘密の扉を見つけた彼は、そこから家族の秘められた過去を知って……

北村一輝ていい役者だなと再確認するし、こういう短時間でさらっと終わるホラーって最高！

斎藤工が監督した短編ホラー。主演は北村一輝。アジア6カ国の監督が各国の民間伝承をモチーフに描いた、HBOアジア製作によるホラーオムニバス「フォークロア」の一編。これは第2話目。短いのに構成のしっかりした作品でした。
父の葬儀に参列するため帰省した男。実家で秘密の扉を見つけた彼は、そこから家族の秘められた過去を知るのでした。




ネタバレ↓



怪事件を追うライター、マコトは、凄惨な殺人事件を追ってとある廃屋に取材に行った日、母から父が亡くなったという連絡を受けます。我が家に戻りますが、母の雰囲気が怪しいのとマコトが聴覚障害者である為か2人の間に違和感を覚えます。この家に戻ってから、彼は色々フラッシュバックに悩まされます。家の中の開かずの間に足を踏み入れた時、忘れていた過去が蘇って行きます。
あの人は、母ではなかった。自分の家族を皆殺しにした、実父の弟夫婦にマコトは育てられたのだった。子供の出来なかったこの女が、自分の子として溺愛したのだった。
全てを思い出したマコトを母は殺そうと迫ります。ラストは、畳に宿った亡くなった家族達が彼女を呑み込んで行った。
良くあるストーリーながら、拘りを随所に感じる脚本と映像で、内容も人怖と怪奇現象のバランスが良かったです。少しずつ、恐怖を紐といて行くのは、惹き付けられるしラストもスパッと終わる潔さ。映画好きな斎藤工さんらしい作品でした。面白かったです。

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