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79歳の春
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『79歳の春』に投稿された感想・評価

最初の蕾が花開く様子から予想しておくべきだったが、途中までオーソドックスなモンタージュでアメリカ批判的に作っていながら、最後の方でフィルム裂傷等のメタかつエキセントリックな表現が目立ち始めて驚いた。

これ以前から予兆があったこととはいえ、どうやら監督はここら辺から薬に手を出しハイになりながら映画を作っていたように思える。
☑️『79歳の春』(4.2)及び『離陸18時』(3.5)『ニクソンのオペラ』(3.4)『大逃走』(3.4)『虎は跳びかかり殺した・・・』(3.4)『祖国のために死ぬことは生きることだ』(3.4)▶️▶️

まったく・・・とあきれる。この作家は、目的に併せ、どんな表現形式をも、選択、いや創りだす、発見・発明といった大それたものでなく、作品毎に本当にストレートに見たこともないスタイルが現出しているのだ。ニューズリール・スローやDIS・スチルやデフォルメ加工・合成やSTOP・雑誌新聞紙面・ネガ反転・ナレーションや中間字幕・立体的動的繋ぎ・アニメ・まるごとライブ・地図等を細かく大胆・いきいき組んでくも、その方向・形式でそれぞれまるで味わいが別の全く新たな遭遇物になってくる。
米国による経済封鎖への対抗・団結・意識を・アニメを小気味よく使いゴダール的に内外により声高に小気味よく問い・概念を闘わせ高めてく『離陸18時』、オペラの役職を世界の要人に当てて・広いレベルの地域・人との間を鈍く鋭くスベらせた章立て巾のある『ニクソンのオペラ』、ニクソンのラオス侵攻の愚行記録を狂気の喜劇に変質=本質化させてく『大逃走』、南米反革命や世界を覆うCIAテロの告発に・歌手歌い上げや革命国家TOP発言に口挟まぬ信頼を置き・それを真に固める信念・共通痛感に徹した『虎は跳びかかり殺した・・・』や『祖国のために死ぬことは生きることだ』。
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しかし、今日もやはり最初に見た本作がやや異質で印象には、自然に残酷に柔らかく極めて深く刻まれた。これは、一般の映画としても、その起伏が当たり前に誰をもの感動を呼ぶ作品である。正直、他の作品は衝撃を受けても点数の付けようがない。物差しの当てようがない。しかし本作は、美しさに限っても、ドキュメンタリー史上でもこれに匹敵は、私が知る限りでは、『小林一茶』『英国に聞け』『橋』『コケコッコーにわとりさん』『牧野物語・養蚕編』『河』『幼年期の情景』『意志の勝利』『エッセネ派』等、十の指で数えられる位しかない、と吸収されてゆく。併せて、より深く、人類の歴史の記憶の意識の奥から沸き上がってくるような、より本質的でラジカルな力と柔らかさがある。結局説明はつかない。
時代・年齢の節目の半サイケなタイトル挿入、いつもの強く押し出すだけでない出し入れ・リリカルから触れきった極限迄の音楽、本作のメイン対象の個人の(CU顔)写真をネガ反転はあってもひたすらストレートにカットし積んだ年代順の説得力・親近感、ディゾルブ繋ぎの柔らかさやいきなりのアニメ顔の写真へのはめ込みも。米兵のゲリラ捕虜への人と思っていない・楽しみつつの際限ない撃ち込みの人を踏み外した領域の・カット割も異様に丁寧描写の震撼、アメリカでのベトナムへの同調・同列化の動き、葬儀での民衆の笑い顔にも見えたりする本物の泣き顔と歴史上の権力者らの参列時の顔・顔。順当・発展的な進行ではなく・世界の大きな流れと局地の戦闘の先の見えない地獄が関係なく行き来する、戦場描写はフィルム自体・パーフォレーション・劣化傷・はみ出し二分引き裂かれ・停止溶けて発火焔燻りの抽出し・捉えというブラッケージ的表現媒体自体の同化に至る、ホー・チ・ミンの言葉・史観・命の尊びの美しさ・ナチュラルで清みわたった美しさ、それに相当・対応するタンポポ他の花の画面一杯の開花・花粉放ち後のスロー・DISでの連ねの冒頭よりの何回かの挿入。いい意味でも残酷提示でも巧みに駆使されるスローモーションと考えられぬアングル取り。
やはり、説明は無力・不能の美しさで、酷・深・静・激がうねり総体は作られ得ない作。山形に行かない(行けなかった)ので、何年も遅れたが、本年度の代表的・大きな収穫。
ホーチミン追悼映画らしいのだが彼の仙人的風貌が既にモブ顔のジョンソンやらニクソンに勝利している。
後半の狂ったフィルム破壊モンタージュヤバすぎる。アサイヤス「イルマヴェップ」のアレを思い出したがこちらの方が遥かにすんごい。