シムザスカイウォーカー

RUN/ランのシムザスカイウォーカーのネタバレレビュー・内容・結末

RUN/ラン(2020年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

小さな疑問を持ってからのクロエの行動力よ。そして頭の回転が早い。本当に賢い。

薬局でどうにか薬の名称を知るために、謎解きゲームだって咄嗟にでてくる!?というか犬飼ってないのに犬の処方箋&薬って出るもんなのかな??飼ってるってことにしたとして嘘が通るものなのか…?それにしても犬用の薬を飲ませるとは酷い…。

窓を割るために、はんだごて?を窓に押し当てて水かけるとか、自分だったら思い浮かばないな〜。クロエが秀才だったからこその脱出方法だわ。

ダイアンがなんの仕事をしていたのか、劇中では語られなかったけれど、生活パターンが読めなくてハラハラ感増していた。いつ帰ってくる!?って。

クロエは18歳になるまで、友だちがほしいとか学校へ行きたいと思わなかったのだろうか。マインドコントロールされていたのだろうか。”ママが全て”だったのだろうなとは思うけれど。

配達員の適切な判断が素晴らしかった。あそこまで凄まれてもクロエを引き渡さないと判断できるって。子どもを守る意識が高いよね。

病院に搬送された後、主治医が度々代わっていたことを追及されていたダイアン。まさかとは思うけど、殺めている…?怖

地下室で真実を知ってしまったクロエが、恐怖に震えながらも自分の意思を伝えるシーンが印象的。「あなたのため」と言うダイアンに「自分のためでしょ」と返すクロエ。このシーンで救われた人がたくさんいるんじゃないかな。ずっと言えずに母に支配されて生きてきた人たち。

そしてなんと言っても結末が良かった。この手の映画の結末って、大概主人公が助かってはい終わり!…え?人生を台無しにされて、取り戻せない時間を思い返して、仕返しせずにいられるだろうかって。納得できる?って思ってたから。自分が飲まされていた薬の3倍の量の薬を飲ませていたところがサイコー!!cool!!