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死霊匣 SHIRYOBAKOのminorufukuのネタバレレビュー・内容・結末

死霊匣 SHIRYOBAKO(2019年製作の映画)
2.2

このレビューはネタバレを含みます

イギリスの小さな博物館に就職した主人公は、寄贈された品の中にびっくり箱を見つける。からくりを解くと中からピエロの人形が出てきた。翌日、施錠したはずなのに館内が何者かに荒らされていて、さらに翌日閉館後に残っていた清掃員が失踪する。主人公はインターネットでびっくり箱についての奇妙な記事を見つけ、専門家に相談するのだが......という話。

ピエロが人を襲う使い古されたジャンルの作品。しかも、これといったセールスポイントも無かった。怖くもない。箱のからくり細工だけ凝っていた。
ホラー演出も箱の謎に迫るエピソードも普通すぎて印象に残らないし、主人公と同僚も恋仲になるまでには進展しないし、主人公と亡くなった婚約者のエピソードあま
り効果的とは思えなかった。ピエロを封印するくだりも、ピエロに傷めつけられた主人公は床を這ってピエロに近づくのだが、攻撃できる間合いに入るまでピエロが全く気づかないのはあり得ない。ラストにつながる伏線もかなり分かりやすい。
主人公が同僚と一緒に夕飯食べる際に新米のくせに「知識も向上心足りない」みたいな説教するところが空気読めないなあと思った。
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