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そして明日は全世界に

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そして明日は全世界に

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配信状況無料期間と料金
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そして明日は全世界にの作品紹介

そして明日は全世界にのあらすじ

反ファシストグループに参加した法学部の学生は、次第に危険な状況にのめり込んでいき、暴力も辞さない思考へと陥っていく。

そして明日は全世界にの監督

ユリア・フォン・ハインツ

原題
Und morgen die ganze Welt/And Tomorrow the Entire World
製作年
2020年
製作国・地域
ドイツ
上映時間
111分
ジャンル
ドラマ

『そして明日は全世界に』に投稿された感想・評価

3.5
反ファシスト運動グループに所属する事になった女子大生の主人公だったが、平和や反差別を訴える彼女たちの活動はどんどんと過激さを増していき…というお話。

左翼学生たちがその訴える内容に反し、どんどんと暴力性を増していくという社会問題と人間の本質を描いた作品。

これは何も政治に関してだけではなく、本来個人が楽しむだけの趣味などでも意見の食い違いなどから暴言をぶつけ合ったり相手を否定し合ったりする光景を見かける事もあります。

たぶん人間は大なり小なり暴力性を持っていてそれを抑えているけれど、それが政治という生活や生命に深く関わるところでは抑制の蓋が外れやすいのかなと。

趣味は意見の違う人と距離をとれるし相手の意見が自分に影響を与える事もありませんが、政治っていうのは同じ社会を共有している以上、否応なく関わる事になってしまいます。

そうやってのめり込んで先鋭化して暴力的になるのを避ける為には、自分を客観的に見る事が大事だと思うんだけれど、まぁそれがなかなか難しいわけです。
何かにハマる時は、視野狭窄にならないように広い視野と客観性をもつ努力をしようと思います!
3.7
法学部女子学生の目を通して、極右勢力に対抗する若者達の主張と手段に疑問を投げかけるドラマ。

“憲法的秩序を乱す者に対し、国民は抵抗権を有する、ただし他の手段がない時に限る”

意見の食い違いは対立の種となり、実力行使に発展するのは人間の性。
過激な行動で社会の秩序を乱すネオナチに対して、暴力で抵抗することは果たして正義なのか?
正しいことなら暴力は許されるのか?

この映画からはそんな問いかけが聞こえて来た。

女子大生ルイーザは真面目であるが故、仲間に認められたくて頑張りながら、武闘派のアルファに惹かれていく。
そのうち政治的主張と個人的感情の境界線が曖昧になり、過激派の入口に立つ姿が危なかしくてヒヤヒヤさせられる。

そして、孤独に晒され無力感に落とされたルイーザは、政治的信念よりも仲間との活動が生きがいだったことに気付く。

原題「Und morgen die ganze Welt」は、ヒトラー・ユーゲント(ヒトラー青年団)の歌に由来する言葉。

「今日はドイツが我々のもの。そして明日は全世界が我々のもの」

ナチスの世界支配への野望と、ルイーザと仲間の変革を思う高揚感を重ね、稚拙だがエネルギッシュな若さを表している。

だが、やはり暴力は何も生まない。
私はそう感じた。
映画は良かった。


監督 ユリア・フォン・ハインツ

キャスト
マーラ・エムデ
ノア・サーべトラ
トニオ・シュナイダー
ルイーザ=セリーヌ・ガフロン
アンドレアス・ラスト
ナディーン・ザウター
アイヴィー・リサック
フセイン・エリラキ
ヴィクトリア・トラウトマンスドルフ
ミヒャエル・ヴィッテンボルン
["左右"対称性から無益な戦いを覗き見る] 50点

信念の消えたテロリスト集団の"ままごと"としてのテロ行為を冷徹に捉えたファスビンダーの傑作『第三世代』を思い返すなどしていたが、本質的な違いはあれど表面的な行動にそこまでの差異があるとも思えないのが興味深い。双方、短絡的で近視眼的で無個性な構成員が、自らの行いに酔いしれて、"正義"という名の奈落へと堕ちていく点で共通している。主人公のルイザは、友人バッテに誘われてアンティファ組織に参加し、右翼集会の邪魔をした際に重要な情報の詰まった携帯電話を入手する。その高揚感とある種の使命感から活動にのめり込んで行くわけだが、そこまで思考がエスカレートする根底に何もないのが怖いところ。彼女にも映画にも信念がないので、"アンティファ"という単語を"ネオナチ"に置き換えても全く同じ流れの映画が完成するという完璧な対称性から、戦いの無益さを指摘したいのかもしれない。ただ、ふら~っと活動に参加したブルジョワ娘が過激化していくという導入を見せてしまったがために、指摘したいはずの"信念の無さ"と行動の前傾っぷりに乖離が生じており、最終的に何が言いたいかボヤケてしまっている気がする。『第三世代』には遠く及ばない。

でも、マーラ・エムデちゃんは如何にもゲルマン人女性という感じの可愛さで好き。彼女のおかげで、全然関係ないのにザル・バトマングリ『ザ・イースト』を思い出してしまった。

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