らくだ

元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件のらくだのレビュー・感想・評価

4.0
友人の結婚式の日に大寝坊してフェリーを逃したサラは、急いで手配した小型飛行機で元カレと鉢合わせてしまうが、飛行機のパイロットが心臓発作で突然死したことで墜落の危機に見舞われる。気まずい元カレと2人でどうにかして生き延びる道を探していく…という、ワンシチュエーションスリラーです。

邦題がものすごくヤンチャしてるせいで身構えてしまいがち(ぼくも実際だいぶ身構えた)なんですけど、そのタイトルに反して「墜落危機の飛行機」というある意味では密室というワンシチュエーションの舞台で次々に発生する致命的なトラブルを命がけで切り抜けていく、コメディ要素0の超シリアスで緊張感バッチバチのサバイバルスリラーでした。高所恐怖症なので、観てて手のひらにじとーっと汗がわいて出てくるのを感じます。
そして、主人公サラの、窮地に活路を追い求めるメンタルと行動力が非常に高くて頼もしいんですよね。彼女ならきっとこの危機を生き延びることができる!という信頼感があります。骨太で男らしいオンナが出てくる映画は良い映画なので…でも機体を軽くするために死んだパイロットの友人を捨てるのは男らしすぎると思います。仕方ないけどね。
元カレのジャクソンもちゃんといい人だし、二人ともストレスフルなキャラクターじゃないので、そういう余分なストレスがないのもいいですね。

それにしても、さすがにこのタイトルは…手心というものを…とは思うのですが、原題「Horizon Line」とどっちが興行発信力があるか…アンテナに引っかかる人が多いか…というと、難しい所ではあるかもしれないですね…(物語のシリアスさに合わせてほしかったとは思いますが)
ぼくもまんまとこの邦題にノセられたので、そういう意味では成功している気がします。