誰もいない季節外れの海岸は空を覆い尽くす冷たい黒雨、其処に踏み入れなければ彼の冥想は事変わったはず

自堕落な人生に涙もでない濡れない涙雨、酒に溺れ心酔しココロは土砂降り

悪いのは灰色の空か降り続く雨か或いは海岸に行ったことか、単なる散歩は単なる散歩に成らない砂上の放浪

小さな手を握り黄色いレインコートを纏う無垢な少女には慈雨の恵みを…、潜在的に眠るポランスキーらしい幾度とない描写

一日の出来事の中で触れ合う個性的な人々は滑稽だが、其々の人間は其々の人生の中で恵み好雨を望んでいる

情緒的に彷徨い破滅的に冥想する悲喜劇..★,

オープニングの雨降る舗道の暗さ地味さからもうワクワクする。真人間を放棄したアル中親父と足の悪い幼女のワンデイトリップ。黄色い雨合羽のウィリーちゃん、あのデカくて気持ち悪いオレンジ色の貝殻ひとつでよくつきあった。行く店行く店へんな店ばっかり。ずっと雨降りで灰色の濁ったビーチ、アクセルに足が届かないゴーカート、ミゼットみたいな可愛い赤の車の詩人夫婦も子どもほったらかしで何リットル飲んだのか。致死量ほど飲んでくだ巻いて砂まみれで泣いてまた飲んでくだ巻いて、ついに深夜の街中で勢いよくぶっ倒れて、ちょっと死んだんじゃない？って引き摺り回されてボロボロの少女が泣き呼ぶおじさんおじさんコールが物凄い絶望的なのに猛烈にバカバカしくてなんか元気出る。監督とポランスキーとピーターセラーズは仲良かったのかな。

脚本、ロマンポランスキーだったので観た。

うーん、うーん。
アルコホリックと幼き少女。

少女が父（？）のことをuncle と呼び続ける。
ビーチはやたら雨が降る。

正直よく分からん。