真っ黒こげ太郎

アフガン・サバイバー/アフガン・クライシスの真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

3.2
※お知らせ(後に消す予定…だったけど残しとく)

最近持病の関係で映画見れなかったりコメント返しが中々出来なくて申し訳ありません。
今年中にガッツリ治療を行う予定ですが、治療時には更新を一時停止します。
治療日は追って知らせます、ご迷惑をお掛けして誠にすみません。

…なお、命に係わるような病気ではないのでご安心を。
俺、治療してリハビリして復帰したら、映画をもっとハイペースで沢山見るんだ…。(死亡フラグ)



味方はたった2人、残弾わずか400発――――。

生き残れるか、誇り高き戦士たち――――。

まぁ相方が格闘の達人なのでそれだけでも十分生き残れそうではあるが。w



アフガニスタンの戦場で展開される、イギリス軍輸送部隊のミサイル奪還作戦。
しかし、タリバンの襲撃に遭い、大尉のノアはミサイル誘導チップを持って逃げ出す。

前哨基地にたどり着いたノアは、基地で当直に当たっていたネパール山岳民族出身のグルカ兵、ラナに助けられる。
ラナはノアを保護するが、裏切った仲間を加えたタリバンの軍勢が、基地を包囲する。
無線は通じず、銃弾も400発しかない、車でも逃げられず、人数は2人だけ。
ノアとラナは、この窮地を脱することができるのか。



タリバン軍に基地を包囲された英軍人2人が、圧倒的不利な状況下で戦いを繰り広げる、コマンド&格闘アクション映画。

監督やもう片方の主演に関しては存じ上げません(爆)が、近年では大作映画のスタントマンとして活動し、「ナイトシューターズ 処刑遊戯」や「S.A.S.特殊空挺部隊 史上最悪の極秘空輸ミッション」ではキレのある格闘アクションを見せた、ジャン=ポール・リィさん(以下、リィさん)が主演の片割れを務めています。


兎に角コマンドアクション映画が見たい!銃撃戦が見たい!ドンパチが見たい!w
って事で(どういう事だよ)格闘アクション俳優のリィさんが出てるという事で気になってた本作をレンタル。


話は「貴重品を持って逃げた軍人と基地に居た最強軍人が、敵軍を基地で迎え撃つ!」という分かりやすい展開。
まぁコマンドアクション映画のストーリーなんてそれ位単純で良いんだけどね。

しかし勝手に来た大尉の所為で敵の大群と戦う羽目になった挙句、あそこまでボコボコのズタボロにされるリィさん演じるグルカ兵の人、流石に災難すぎる。w
だが、本人は誇りをもって戦いに挑んでいるので、寧ろ見ていて清々しい。
主人公2人のちょっとした皮肉交じりの掛け合いは洋画的で面白いし、ラストの展開も爽やかで良かったです。


前半は銃撃戦がメインだが、ぶっちゃけガンエフェクト丸出しだし、マズル・フラッシュはCGでぶっちゃけあんま迫力がない。
コソコソ隠れる地味な場面も多いし、400発しかない弾丸でどうにかする展開にもならないので、正直期待外れでした。


後半は無駄遣いして弾が尽きた(爆)ので、肉弾戦がメインとなる。
しかし、やはり良い殺陣師がおらんかったのか、ここら辺の映し方が余り良くないので格闘シーンがややモッサリ気味なのも難点。
それでもリィさんの動きはキレがあるし、ズタボロになりながらも戦うリィさんの雄姿はカッコ良かったです。
(正直ショボい銃撃戦に比べれば全然マシだし。w)

クライマックスはリィさんとラスボスのタイマン。
ラスボスは単身で主人公2人をボコせる程に強く、動きもしっかりキレがある。
この2人の格闘戦はキレキレで見ごたえがありました。


低予算故に地味な場面も多く、爆破シーンもないし、「残り弾は僅か400発!」という宣伝文句の割には弾無駄遣いしたりするし、その割に銃撃戦が地味すぎるので、ぶっちゃけそんなに面白くない(爆)です。

自分はジャン=ポール・リィさんのアクション目当てで見たので、それなりに楽しめましたが、そうじゃない人には辛いかもしれないですね。
(因みに監督の過去作はもっと酷いらしい、ってこれでもマシな部類なのか…。)
まぁ、ジャン=ポール・リィさんの雄姿を拝みたい人は見てもええんじゃないでしょうか、期待は禁物ですが。