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七つの大罪クラブ 生贄になった少女たちのminorufukuのネタバレレビュー・内容・結末

2.2

このレビューはネタバレを含みます

人口の少ない自然豊かな村の格式高いカトリック高校に通う7人の女子高生の物語。彼女らは罪人たち(シンズ)の異名で呼ばれスクールカーストの頂点に君臨していた。ある日リーダー格の少女は牧師である父にシンズの活動を知られ、厳しく叱責される。グループ内に告発者がいると気づいたリーダーは敬虔なクリスチャンのであるメンバーの一人が怪しいと考え彼女の日記を盗み見る。そこにはメンバーの悪口が綴られていた。リーダーは仲間とともに裏切り者を拉致して糾弾するのだが......という話。カナダ映画。

地味でお話としても中途半端な作品。
抑圧された思春期の少女たちの心理の描き方も弱く、期待していたサイコサスペンスとしての見せ方も派手さに欠ける。主人公たちへの心理的追い込みも足りない。個人的な好みだが、もっと七つの大罪にからめた残酷シーン満載の連続殺人事件ものにしても良かったのかも。信仰の厚い者観たなら感想と違ってくるのかもしれない。あと、7人の個性が弱くて顔も覚えられなかった。無駄な登場人物多いし。
終盤、冒頭のミスリード的な伏線が活きてきて、結果的にはミスリードではないのか!みたい流れは良いアイデアなのにこれまたインパクト弱い。途中からいかにも胡散臭い外部から来た保安官の知人たちが絡んでくるがあまり本筋に絡まず意味不明。真犯人の協力者?と発覚もなんだか唐突に感じた。

悪口満載の日記を学校に持ってくるのはリスク高い(^^)
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