ヴィオランタの作品情報・感想・評価

『ヴィオランタ』に投稿された感想・評価

判事のヴィオランタが夫の幽霊と話し、娘は山の洞窟から死者が次々と現れるのを見る。ラストはヴィオランタの葬儀が結婚式会場で執り行われる。死んでいる人は生きていて、生きている人は死んでいる。
4.0

投げ放たれた銃のアクションつなぎの見事さとルー・カステルが受け取った銃から放たれた銃弾をものともせず高笑いしつづける女の幽霊(幻影?)。正しいつなぎとつなぎ間違いが平然と並べれ混乱するが、それはこの…

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4.0
幽霊があまりにあっさり存在してて真似したくなる。英語字幕すらないので、もはや誰が幽霊なのかさっぱり分からなくなっていく。
緩慢に死んでいくルチア・ボゼーの能面フェイスが恐怖。
茄子
4.5

ドッペルゲンガーをモチーフとして描かれており、シュミット自身は“帰郷の物語”と呼んでいる。オペラ演出家らしく音楽と踊りがやたらと登場する。流れとタイミング。じっとりとした怖さにラストシーンの継母の表…

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遂に見ることができた伝説の映画。
スイス山村を舞台にした過去の因縁。
ヴェニスの男(ルー・カステル)が継母(ルチア・ボゼー)に手紙で呼び出され、スイス山村の故郷に戻ると異母妹(マリア・シュナイダー)…

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序盤でルー・カステルの乗った馬車が駆けるシーン。別々の馬車間が位置関係的に繋がらないはずなのに繋がってしまう、このまやかしに満ちた偽の切り返しこそシュミットの真骨頂だよなあ、と。

全体に過渡期の一…

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