『死霊のはらわた　ライジング』
原題 Evil Dead Rise
製作年 2023年。上映時間 97分。
サム・ライミ監督の出世作となった傑作ホラー怖い恐い『死霊のはらわた』シリーズの正統続編で、ロサンゼルスを舞台に死霊軍団と人間たちの戦いを描いたアクションホラー。
ドラマ『死霊のはらわた リターンズ』はコメディホラーやしなぁ。
リリー・サリバンがベス、アリッサ・サザーランドがエリーを演じた。
オリジナルシリーズの生みの親サム・ライミと主演ブルース・キャンベルが製作総指揮に名を連ね、リー・クローニンが監督・脚本を担当。
ブルース・キャンベルのカメオ出演。

※監督のリー・クローニンは、映画のために6,500リットルの偽血が使われたとインタビューで答えているようにゴア(血糊や流血など、べっとりとした血液を表現する言葉)表現の苦手な方はご注意を。

嗚呼、今作品はハエの音で幕を開ける。
この嫌な音は、シリーズの初代にさかのぼり、さまざまな作品を通して使われてきたものとまったく同じで嫌な感じになる。
なんでも、少なくとも一度は登場するのが恒例となっているそうな。

シリーズは1981年に公開された『死霊のはらわた』（原題: The Evil Dead）から始まり、
87年公開の『死霊のはらわたII』(原題：Evil Dead II )、
93年の『キャプテン・スーパーマーケット(死霊のはらわたIII)』（原題：Army of Darkness）が一連のシリーズ。
んで、監督は後にスパイダーマンシリーズの監督に抜擢されたサム・ライミ。
主人公アッシュは全作ブルース・キャンベルが演じてる。
1作目と同タイトルの2013年公開の『死霊のはらわた』（原題: Evil Dead）はリメイク版で、『ドント・ブリーズ』で知られるフェデ・アルバレスが監督を務めていた。
そして2015年、アッシュが主役の正当続編『死霊のはらわた リターンズ』がドラマシリーズで公開されたが、コメディ色が強かった。
また、『新・死霊のはらわた』や『死霊のはらわた 最・終・章』はシリーズと全く無関係の作品で、邦題でシリーズ作品っぽく見せかけている邦題やりたい放題。(ご注意ください⚠️)。
『死霊の盆踊り』も同様⚠️。
故にドラマを抜きにしたら第4弾と云える今作品。
『死霊のはらわた』シリーズは、映画におけるリテラシーに対する最大の反論かもしれない。
どの作品も、主人公たちを一連の血なまぐさい恐怖に陥れるが、実際、本を開かなきゃ簡単に回避できたはず。
今作品では、呪われた物理的メディアのリストにビニールが加わったが、森の中の人里離れた山小屋から高層マンションに変更されている。
この変更はシリーズのシンプルな方式とうまくかみ合っており、サム・ライミとブルース・キャンベルが40年前に予想していたよりもずっと長く続いているシリーズを再活性化している。
今作品は、オリジナル作品に拍車をかけた血みどろの恐怖と狂躁的な騒乱のミックスを捉え、あえぎ、叫び、笑いを等しく響かせるいくつかの新しいテクを織り交ぜている。

キャンベルが演じたアッシュはこの作品には登場せず、カリフォルニアに向かい、妊娠が発覚した妹エリー（アリッサ・サザーランド）のアパートで3人の子供たちと過ごすことになったギター技術者のベス（リリー・サリバン）に焦点が当てられる。
廃墟と化したこの建物は、かつては古い銀行の跡地に建っており、地震が起きると駐車場の金庫が開いてしまう。
エリーの息子ダニー（モーガン・デイヴィス）は探検に出かけ、古いレコードと人肉で綴じられた本を持って戻ってくる。
神父がその本を朗読している録音を聴くと、たちまち悪意ある霊が解き放たれ、その霊はエリーをターゲットにする。
ひとたび取り憑かれたエリーは、一家と団地の住人たちに血まみれの大惨事を引き起こす。。。

40年近く前の『死霊のはらわた』は、自家製の特殊効果と低予算のために制限されているが、ライミ監督のゴア・アゲアゲ祭りには、その低俗な美学と監督の精力的な演出の両方からくる不吉な魅力がいまだにある。
『死霊のはらわた』シリーズ2ではブラックユーモアとドタバタバイオレンスが加わり、1980年代で最も記憶に残るホラー映画のひとつとなった。
このシリーズを大手スタジオに移せば、そのグロテスクなエッジが薄れると考えた人は、アルバレスのリメイク版がもたらした大量の血で間違いであることが証明された。
リー・クローニン監督は、『死霊のはらわた2』のようなドタバタ劇は採用しなかったものの、恐怖を楽しむことを忘れない。
エリーが憑依されると、彼女は完全に呆け、残された家族を馬鹿にし、人間離れしたデシベルで叫び、床から天井へ一気に飛び移る。
隔離された山小屋から少し人の多い高層ビルへと舞台を移したことで、クローニン監督は今作品の死霊たちを暴れさせる余裕を持たせた。
ガラスは飲み込み、目玉は食べられて吐き出され、手足は切除される。
しかし、観客にトラウマを植え付けることに重点を置いていたようなアルバレス監督のリメイク版とは異なり、今作品の恐怖はエネルギーと映像的ウィットに富み、殺伐とした笑いで緊張を解きほぐしていく。
サザーランドはこのシリーズに加わった素晴らしい存在と云える。
序盤では、強くも愛情深い母親として子供たちに信頼を与え、妹には厳しくも必要な愛情を注ぐ。
『死霊のはらわた』シリーズの見どころのひとつは、死霊たちが肉体的な苦痛を与えるだけでなく、精神的な恐怖を与えることにも喜びを感じていること。　
サザーランドは
『今、ママはウジ虫と一緒にいる』と云ったセリフを嬉々として吐き、不吉な笑みを浮かべたり消したりする。
サリヴァンもまた、有能な主役として力強く、キャンベルの時よりも罰を受ける回数は少ないが、それでも過酷な状況に置かれ、そしてチェーンソーで輝くチャンスを与えられるウィンウィン。
アクションの舞台をエロい10代の若者たちではなく、分断されてはいるが結束の固い家族単位とすることで、今作品はオリジナルの衝撃的で侵犯的な雰囲気を保っている。
ガブリエル・エコールズ演じるブリジットは、序盤から混乱に放り込まれ、この映画のより陰惨な場面でもよく演じていた。
キャシー（ネル・フィッシャー）でさえ、血まみれにならずに騒乱から逃れることはできない。
スタジオ・ホラーでは通常見られないような、手に取るような危険感があり、クローニン監督は終始、予想を覆す楽しさを味わっている。
映画は97分とスピーディで、エネルギッシュで怖く、非常にグロテスクなシークエンスがいくつもあり、ラストにはシリーズ屈指の恐怖のクリーチャーが姿を現す。
このシリーズの常として、登場人物の描写はそれほど深くはないが、姉妹関係や親の恐怖は、前作にはほとんど欠けていた陰影を与えていたかな。

後の『🕷️男』より ＿＿ サム・ライム は
やっぱり『死霊のはらわた』が 忘れられ
ないのは 僕だけでは無い筈 …… 💥

幼い当時の僕が 受けた恐怖と楽しさの
絶妙なバランスを感じた 思い出なのかも
なー 子供って意外に大人よりホラーが
好きなんかも …… 👦🏻💥

久しぶりに子供の頃に集めた当時の懐かし
いチラシを眺めならが ＿＿ 今感じる 受けた歪みの答え合わせ的な鑑賞 …… 😮‍💨✨

パンフレットは無かったので どこで観たのか思い出せないけど 〜 子供ながらに 感じたインパクトはかなり強かったけど 僕はめちゃくちゃ面白かった印象の方が強い …… 😰💥

子供ってある意味 残酷な生き物 ＿＿ 夏休みの宿題の昆虫採集も 今思うと かなりオカルトチックな標本にも思える 今はもう怖過ぎて出来ない作業とはいえ …… 🪲💉📍💥🙀l

関係無いけど ＿＿ そや〜 多分レンタルビデオ だったかもな …… 😅✨


作品的には ＿ いやー素晴らしい サブタイトルの『ライジング シーン』最高‼️ スゲーカッコいい 🌅……🙌🏻✨✨

最新技術でも 懐かしいオマージュと作り やっぱり面白い『死霊のはらわた』…… 🥰✨✨

何故か 子供の頃より＿＿ 今は感じる 恐怖という名のブレーキ 色々と意味深に 焦りましたー …… 😰💥🪓



✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

頭空っぽにして楽しめるホラー映画！！！！
めちゃくちゃ面白かったです！！！

ホラーにしてはあまり怖くなかったけどグロさに関してはピカイチ。

オープニングからグッと惹きつけるタイトルバックに最後まであっという間でしたー！

初っ端から頭皮がもげたり目玉が取れたり首が取れたり、これでもかと画面いっぱいな血の量に思わず笑っちゃいましたね。
もう色々とエグすぎた！！！

作中ほとんどが部屋の中なのにも関わらずホラー映画の世界観が素晴らしかったし、終盤にかけて姉妹のアクションから血のシャワーまで圧巻。

『死霊のはらわた』シリーズの5作目みたいですが、今作単体でも十分楽しめました！
ホラー映画好きな人はぜひ🩸