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THE MUMMY/ザ・マミー 棺の中の少女

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THE MUMMY/ザ・マミー 棺の中の少女の作品紹介

THE MUMMY/ザ・マミー 棺の中の少女のあらすじ

8年前エジプトで失踪した少女が、変わり果てた姿で見つかった― 彼女にいったい何が起きたのか? 空白の8年間の真相に近づいた時、エジプトのある呪われた土地にまつわる、身の毛もよだつ、恐ろしい秘密が明らかになる。

THE MUMMY/ザ・マミー 棺の中の少女の監督

リー・クローニン

原題
Lee Cronin's The Mummy
公式サイト
https://the-mummy-movie.jp/
製作年
2026年
製作国・地域
アメリカアイルランド
上映時間
135分
ジャンル
ホラーミステリー
配給会社
東和ピクチャーズ、東宝

『THE MUMMY/ザ・マミー 棺の中の少女』に投稿された感想・評価

symax
3.8
8年前にエジプトで失踪した少女が見つかった…

だがその不気味な姿は、家族を戸惑わせた…少女は奇行を繰り返し、やがて…


安定安心のブラムハウス印…しかも結構怖い…

まぁ、"ミイラ"かと言えばちと違って、どちらかというと"エクソシスト"や"オーメン"のようで、かなりオカルト・テイストが強い…

グロい・汚い・エグいの三拍子が揃った怪作であります。

監督が"死霊のはらわた ライジング"のリー・グローニンだけに、エジプト版死霊のはらわたとも言えます。

失踪したケイティを演じたナタリー・グレースがめちゃめちゃ可愛いらしいので、後半のグロさとのギャップがキツかったりします。

"マンダロリアン&グローグー"に押されてしまい、変な時間帯での公開となっていますが、しっかり怖いホラー作品として、中々の拾い物ではないかと思います。

この手の作品が好きな方は是非…
kuu
3.8
『THE MUMMY ザ・マミー 棺の中の少女』
原題または英題 Lee Cronin's The Mummy
製作年 2026年。上映時間 135分。
映倫区分 R15+
製作国 アイルランド・アメリカ合作

エジプトの代表的な歴史的都市伝説と云うミイラの呪いを題材に描くミステリーホラー。失踪した少女をめぐって、エジプトの因習や伝説にひもづいた数々の謎と恐怖が交差する。

リー・クロニン監督は、これまでのミイラ=包帯の怪物って云う使い古されたテンプレートをポイ~っとゴミ箱に捨て、新たな考古学的知見と、ドロドロのオカルト学をミックスした2026年型サイコ・ホラーを生んだかな。
アイルランドのジメジメした陰気さとか、エジプトの焼き付くような絶望感が化学反応を起こした135分は、プレミアム・ポップコーン(甘いとしょっぱいキャラメル×チーズの無限 ループ)を食べる手すら止まる圧迫感には満ちていた。

​考古学的に見てガチすぎるんが、ミイラの鮮度へのこだわりやったかな。
従来のカラカラに干からびた真鱈をカチカチに干したもの感覚の乾物状態じゃなく、今作品の少女は、あえて内臓の一部を残して防腐処理を途中で止めたよな、生々しい肉質を保っていました。

これはナトロンって天然の塩で脱水する古代のミイラ作りにおいて、あえて不完全に仕上げることで、死ぬに死ねない状態を作中ビジュアル化している。
​本来は永遠の命を得るためのミイラ作りやけど、防腐処理をあえて不徹底にすることで魂の帰還先をバグらせる、古代エジプトの『死ぬに死ねない刑罰』。
​これは来世へのアクセス権、つまり輪廻のルートを完全に遮断されて強制終了した状態で、あの世とこの世の真ん中で、データが破損したまま強制フリーズし続けているようなもの。

なんでも撮影現場じゃ、マブもんの考古学者が監修に入り、筋肉の繊維一本一本の腐食具合まで再現したちゅうトリビアもあったとかないとか(どっちやねんってあくまでも伝聞なんで)、その異様なリアリティを裏付けていた。

​さらにオカルト的な設定がエグく、少女の身体を縛る包帯は、単なる包帯じゃなく、現代で云うとこの、呪いの暗号がびっしりと書かれた拘束具、どうも文字がびっしり書かれた何かに怖さを覚える小生ですが、その理由を考えるに、一文字も読めない、若しくは不可解な文字の羅列は、こちらの理屈が一切通じない冷徹な魔術のプログラムに見えるからかなぁと。

本来あるべき色の皮膚や包帯が、異物で埋め尽くされる視覚的な気持ち悪さもあるし、何よりそこまで隙間なく書かんと抑え込めへんほどヤバいって証明でもあるしかな。。。?
​『チェンソーマン』の呪いの悪魔や『BLEACH』の鬼道(文字や言葉の密集=異界の力)、映画『哭声/コクソン』の記号で埋め尽くされた圧迫感、果ては『耳なし芳一』の全身の般若心経の漢字まで、この手のびっしり系の恐怖は、いつだって人間を人間として扱わない絶対的なルールでロックオンしてくるから本当にタチが悪い。

話しは戻り、エジプト神話では、人間は複数の魂のパーツで構成されているとされるけど、今作品じゃその魂の結合を無理やりハッキングし、異次元のサーバーに閉じ込めたような、バグった転生が描かれてました。
彼女は守られるべきミイラではなく、数千年後の現代に解き放つために調整された生物兵器に近い。

​正直、数千年間破られなかった呪いの封印が現代のデジタル機器の電波であっさりバグを起こしたり、あれほど執拗やった少女の追跡が後半で都合よくガバガバになったりする描写には首を傾げざるを得ない。
また、数千年も持ち堪えたセキュリティが、Wi-Fiの電波一本でシステム障害を起こすあたりは流石にW・ガバガバすぎるやろと。
けど、リー・クロニンが空間全体に充満させた逃げ場のない不快感と、視覚・聴覚を容赦なく削ってくる映像強度が、それらの欠点をねじ伏せていたかな。
理屈の穴を気にする暇を与えないほど、スクリーンから漂う防腐剤とカビの臭いに脳が支配される感覚は怪奇体験やし、個人的には面白かった。

​監督のリー・クロニンは、砂漠の冒険ごっこなんて一切させない姿勢で、逃げ場のない地下のボロ小屋や狭い通路に観客を追い込み、もし今、背後の暗闇から冷たい手が出てきたら?なんて根源的な恐怖をこれでもかと煽ってきてました。
R15+指定にふさわしく、現代の科学捜査でも解明できないよな、物理法則を無視した怪奇現象のオンパレード。

​結局のとこ、一番のホラーは、数千年前のブラックすぎる因習が、令和の現代にまでアップデートされて生き残っていたって事実で、映画が終わってスマホの画面を見たとき、反射して映る自分の顔が、もし少しでも土色に見えたなら、それは単なるお疲れモードじゃないかもしれない。
古代の呪いは、Wi-Fiよりも速く、日常にログインしたがっているにちがいないから。
もっとも、明日起きて全身が包帯でパックされていたとしても、それは究極の保湿ケアじゃなく、別の人生の始まりに過ぎないかもしれない。。。


あらすじ・キャスト
エジプトに駐在中のジャーナリスト一家の8歳の少女ケイティが、ある日突然姿を消した。家族は懸命に少女の行方を捜すが、非協力的な警察組織や言葉や文化の壁に阻まれ、異国の地での捜索は困難を極める。家族が失意の中で帰国してから8年の時が過ぎ、少女が発見されたとの知らせが入る。娘との再会を喜ぶはずだった家族が目にしたのは、あまりにも変わり果ててしまったケイティの姿だった。彼女の8年ぶりの帰宅をきっかけに、家族の周辺で不穏な出来事が次々と起こり始める。

「ミッドサマー」のジャック・レイナー、「ヴィクトリア」のライア・コスタ、マーベルドラマ「ムーンナイト」のメイ・キャラマウィらが顔をそろえる。監督は「死霊のはらわた ライジング」のリー・クローニン。
ぶみ
4.0
それは封印すべき、世界最古の都市伝説。

リー・クローニン監督、ジャック・レイナー、ライア・コスタ等の共演によるアメリカ、アイルランド製作のホラー。
8年前にエジプトで失踪した少女が変わり果てて姿で発見されたものの、家族に起きる不可解な出来事を描く。
主人公となるキャノン一家の夫・チャーリーをレイナー、妻のラリッサをコスタ、娘のケイティをナタリー・グレイスが演じているほか、メイ・キャラマウィ、ベロニカ・ファルコン等が登場。
いつもの予告編や注意が促された後、客席が暗転すると、ホラー作品を得意とするブラムハウス・プロダクションズの「BH」のロゴが表示されたので、本作品の予備知識ほぼなしで臨んだ私は、まず、この時点でテンションが上がり気味に。
本編が始まると、助手席に妻、後席に子ども3人を乗せカーラジオの音楽に合わせて歌いながらドライブする男の姿でスタート、帰宅後、娘が籠の小鳥に餌をあげようと近寄ると、小鳥が死んでいたものの、その小鳥を母親が素手で握りつぶしたうえに、地下室に謎の石棺があると、なかなか衝撃のオープニングとなっている。
次には、エジプトのカイロに住むキャノン一家の平和な日常が映し出され、娘のケイティが庭で友達のレイラの母と名乗る女に声をかけられた後に失踪、ケイティを探し出そうとテレビの特派員であるチャーリーが街中を走り回ると、砂嵐に襲われることとなり、その映像のクオリティは、ディザスタームービー顔負けの、なかなか高いもの。
その後、8年後となり、エジプトで飛行機が墜落、中にあった石棺からミイラのようになったケイティが発見され、アメリカの家に連れ帰ると、不可解な出来事が次々に巻き起こる様を中心として展開、前述の小鳥を握りつぶすシーンがあったように、グロい描写や痛そうな表現、はたまたジャンプスケアといった演出で緩急が効いており、見どころはたっぷり。
中でも、中盤にケイティの爪を切るシーンがあり、そのシチュエーションだけで、もはや嫌な予感しかしない中、想像を上回ることとなったのには、思わず目を背けたくなったところ。
クルマ好きの視点からすると、カイロで事件を操作する警官のザキが乗っていたのが、覆面パトカーなのか私用車なのかは不明ながら、趣味性の高いブランド、アルファロメオの164と思しきクルマだったのは見逃せないポイント。
前述のように、ブラムハウスのジェイソン・ブラムに、これまたホラーが得意なジェームズ・ワンがクレジットされているのは伊達ではなく、時折あるケイティからの視点も面白いのに加え、若干のミステリ要素も物語に厚みを持たせており、最初から最後まで、ジェットコースターのように楽しめる作品だったとともに、原題が『Lee Cronin's The Mummy』と監督の名前が入っていることから、監督の自身が窺えるのに加え、とりわけ警官であるザキの奮闘に拍手を送りたくなる良作。

心配しないで、死ぬのは楽しいよ。

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