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二階のあの子
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二階のあの子の作品紹介

二階のあの子のあらすじ

母親が仕事を探す間、おばあちゃん家に引っ越してきた詩織。誰も住んでいないはずの二階から足音が聞こえ、ある日詩織は階段を上っていく。

二階のあの子の監督

小川深彩

原題
製作年
2021年
製作国・地域
日本
上映時間
47分
ジャンル
ショートフィルム・短編

『二階のあの子』に投稿された感想・評価

KUBO
4.0
【二階のあの子】

田辺・弁慶映画祭セレクション、小川深彩3days。

SNSで毎日健気に自作のチラシを配り続ける美少女に目が止まり、「この娘がホラーを撮る?」というギャップに惹かれて普段は行かないレイトショーへ。

短編3本立ての2本目。これが最新作らしいのだが、私はこの『二階のあの子』好きでした〜。

ちょっとの間、お世話になるおばあの家で、誰もいないはずの二階から足音が聞こえてくる。おばあは時々「マリコ」という知らない女の子の名前を呼ぶようになり、気になって仕方のないシオリは「絶対に行ってはいけないよ」と言われていた「二階」に上がってしまう。

私は毎夏沖縄に行くので、旧盆の時に放送される『オキナワノコワイハナシ』が大好きなんだけど、このお話はそれに近い趣。

監督の小川深彩さんは、『琉球トラウマナイト』に出演したり監督もしていた方なので、沖縄の、身近に霊がいてこっちの世界と繋がるような雰囲気を上手く作品に活かしている。

また感心したのは、Jホラーお決まりの突然のデカい音や、白塗りの子供なんて出てこないこと。この人はイージーなホラーを作る気はない。

マリコが見えているのはおばあちゃんとシオリだけっていうところもいい。霊が見えるのは、純粋な子供と惚けてても心にマリコが住んでるおばあだけなのかな?

マリコのお母さんは出てこないけど、なんか裏設定とかあったのだろうか?

初期の『オキナワノコワイハナシ』みたいな、霊がすぐ側にいるけどなんか温かい感じ? こういうの好きです。
田辺・弁慶映画祭セレクション2021で「偽神」と併映するために小川深彩監督が撮り下ろした最新作からは、監督の地元である沖縄の自然や地域性が伝わってくる。
本作では、母親が仕事を探す間、おばあちゃんの家に引っ越してきた未だ幼い女の子の詩織が体験する不思議で、ちょっと切ない物語が展開する。
詩織はおばちゃんの家に引っ越してから暫くして、誰も住んでいない筈の二階から足音が聞こえ、確める為、或る日詩織は意を決して階段を上っていく。
タイトルから分かるように、詩織は二階で同じ位の歳のミステリアスな女の子マリコと遭遇する。
初めはマリコの持つ“雰囲気”に気圧されていた詩織だったが、おばちゃんの勧めで少しずつ打ち解け、一緒に遊ぶようになっていく。
そして遊ぶようになってから少しずつ分かるマリコのプロフィール、何故いいつもパペット人形を左手にしているのか、母親の存在は、詩織のおばあちゃんとの関係は、これらの謎が終盤の或るポイントから一気に紐解かれていく。
物語の最後には、我々にとってノスタルジーと切なさを覚えるシーンが待っています。
小川深彩さんの「偽神」「はじめの夏」とこの最新作を観て、弱冠20歳とはいえ、監督としてスタイルが確立されつつあるように感じられる。
そのホラーテイストの作品スタイルには、「キリスト教」「親子愛」「沖縄」という要素に加え、本作にある「独居老人」「いじめ」のような社会性を然り気無く加味していて、今後どのような映画を撮っていくのか楽しみだ。
レク
3.4
小川深彩 短編3本立て2本目。
祖母の家の二階に住むあの子の存在。
小川監督本人曰く、これはホラーではなくダークファンタジーらしい。

フィクションだからこそ描ける少女と少女の邂逅、演出はちゃんとホラーながら悲しみの中にほっこりする沖縄らしい暖かさを感じる。

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